待ちに待った秋競馬が始まった。
G1レースも春より秋の方が好きだ。
特に天皇賞(秋)と有馬記念は、強い馬が出揃う現役最強馬決定戦の趣きがあり胸が踊る。
それにしても、夏競馬は例年通りとことん馬券を外した。
サイン馬券で、オリンピックにちなみ「ゴールド」「ブロンズ」と名の付く馬から流して万馬券もゲットしたが結果はマイナス。
秋競馬でリベンジすべく意気込んでシルバーウィークに勝負したが…。
土日祝の3日間開催で、いきなりつまづいた。
メインレースと最終レースだけを買うつもりが、三連休の3日間開催でステイホームということもあり、土曜日からガンガン攻めて惨敗。
土曜日に軍資金を稼げていたら、余裕を持ってメインのトライアルレースに臨めたものを…。
と言うより、やはり土曜日に馬券を買ったのが反省すべきところ。
JRAの策略で、日曜日と祝日(月曜日)にそれぞれメインレースを組んでいるのだから、土曜日は我慢しないと…。
そのメインレースは、3歳馬の秋のG1レースに向けたトライアルレース。
秋のトライアルレースでは、毎年のように「春の実績馬」と「夏の上り馬」の比較がポイントになる。
今年は東京オリンピックが開催され、それを観て改めて参加するだけでも凄いことだと思った。
それもあって、春のG1レースに出走した馬は、掲示板に載っていなくても「格が違う」と思って予想し、それが裏目に出た。
結論から先に言えば、競馬の世界ではディープインパクトやアーモンドアイのように歴史に名を残す名馬以外は「格」なんて考える必要はない。
超一流馬以外は、どの馬が勝ってもおかしくない「どんぐりの背比べ」である。
春の3歳G1優勝馬は名馬となる可能性を秘めているので重視するが、G1に出走したというだけでは「格の違い」を言うのは早すぎる。
ましてや3歳馬は、成長過程で伸び代も満載だ。
古馬と違って、まだまだ勝負付けが済んだわけではない。
仕上がりが早い早熟な馬もいれば、血統背景から晩成型の馬もいる。
要するに、春のG1出走組を過大評価すると馬券を外すことになる。
超一流の歴史的名馬になるような逸材でなければ、どれもどんぐりの背比べと思って予想したほうがいい。
さて、シルバーウィークに開催されたトライアルレースであるが、春のG1優勝馬でもないに、出走したというだけで「格が違う」という先入観を持って予想してしまった。
秋華賞トライアルのローズステークスでは、桜花賞とオークスに出走した馬の馬連と3連複のボックス馬券を買った。
結果はご承知のとおり、G1出走組は3着が最高。
この結果を見て、翌日の朝日セントライト記念では、春のG1に出走していない馬を中心に馬券を組み立てた。
当初買う予定であった皐月賞出走組(16着)のアサマノイタズラを外したら・・・なんと1着。
2着、3着は予想どおり入ったのに、全く噛み合わず悔しい負け方をした。
気を取り直して、今週のトライアルレース神戸新聞杯でリベンジしよう。
神戸新聞杯には、ダービー馬のシャフリヤールが出走する。
優勝しているので最有力に違いはないが、最近はダービー馬になって以降、低迷する馬が多い。
「格が違う馬」となれるのか注目である。
先週の反省から、今回は「格」ではなく、馬体重や筋肉の成長度合い、追いきりの状況などを見て予想したいと思う。
人間の世界、特に仕事では、一流大学出身者が最初から最後までエリートのままで終わることがある。
ひがみではないが、最初からエリートではない努力して頑張っている人の方を応援したくなる。
競馬の世界でも、地方笠松出身の「オグリキャップ」が中央のエリートたちに勝つのが痛快だった。
心情的には、春の実績馬(エリート)より、這い上がってくる夏の上り馬の方が好きだ。
秘密兵器で終わることが多々あるけれど。
そういう感情論やロマンを持ち込めば馬券を外すことになる。
エリートでも非エリートでも健気に頑張っているサラブレッドを応援しよう。
エリートに負けるな!
何の世界でも金星や下剋上があるからおもしろい。
競馬の世界では、それがロマンにもなるし万馬券にもなり得る。
秋のG1に向けて軍資金を貯めましょう!
グッドラック!