スーパーのお惣菜コーナーに行くと、なぜか「たこ焼き」を買ってしまう。
寿司やヒレカツ、コロッケより先に、カゴに入っている。
そんなに、たこ焼きが好きなのか。
これについては、数か月前に理容室に行ったとき、答えがわかった。
髪を切っている間、「お祭り」の話になった。
なぜか、「屋台で何が好きだったか」という話に。
年齢が近いアラフィフの店主が、次々と「よくやったこと」を挙げていく。
そこから出てくるのは、
今ではどこにもない、色鮮やかなヒヨコ
ほぼ一等は当たらない、くじ引き
その場で食べないと、原型がなくなる綿菓子
翌日には萎んでしまうヨーヨー
そして、
当時はお祭りでしか食べられなかった、たこ焼き
髪を切ってくれている店主の息子は、
「へー」
「それは知りません」
というのが、ほとんど。
でも、同世代の店主と私は、話が盛り上がった。
そうか。
たこ焼きは、なかなか食べられないものだった。
その懐かしさもあって、今でも好きなのだ。
そういうことだったのか。
そして、
もう一つ店主から出てきたのが「お面」
それをかぶると、ヒーローになった気分になれるのか?
私は、まったく興味がなく、買った記憶がない。
それでも、
「そう!そう!」
と話を合わせた。

今の自分にふさわしいか: これからの人生を整える小さな問い
だがしかし。
大人になるにつれて、お面はかぶったことがないが、仮面は身につけてきた。
食事を相手に合わせたり。
イヤなのに笑ったり。
悔しいのに平然としたり。
泣きたいのに我慢したり。
しんどいのに「大丈夫」と言ったり。
そんなもの、必要ない。
ありのままの自分でいい。
そう誓っていたはずなのに、店主の「お面」にまで、仮面をかぶって話を合わせていた。
まぁ、これは良しとしよう。
でも、他のことは仮面をかぶらず、ありのままで。
だって、それが一番カッコいいのだから。
たこ焼きにマヨネーズをたっぷり。
「えーー、ありえない」

幸せになってから成功を目指す: 焦らなくても人生はここから変えられる
そんな声は、聞こえません。


