仕事編

アリとキリギリス

イソップ童話のアリとキリギリス

幼少期に読み聞かされたのは、「アリはずっと働き、キリギリスは夏の間、ヴァイオリンを弾いて遊んでいて、冬になって食料が無くなり、アリに食料を分けてもらえず飢えて死んでしまう。」という物語。

この物語も、「キリギリスが可哀想だとアリが食料を与えてあげたり、キリギリスにヴァイオリンを演奏してもらい、その引き換えに食料を分けてあげた」という違った物語もある。

あなたがどちらのタイプかは分からないが、出世したいのならあと数年はアリに徹するべきだ。

勤勉な日本人は、アリのようによく働く者が好きで好きでたまらない。

少なくとも後10年は、アリが好きな世代の上司が居座る。

アリのような者を評価する上司が。

ただし、ここで言うアリは、能力もなく、ただただ残業し、俗にいう仕事が切れない者を指す。

それに加えて、お金に執着し残業手当を稼ごうとする者も。

以前に掲載した「働きアリの法則を理解しろ!」に出てくるサボるアリだ。

数年前から、ワークライフバランスへの意識改革と実践が声高に叫ばれている。

仕事と生活の調和で充実した生活を送るために、とても重要なことだ。

このワークライフバランスで分かりやすい施策は、残業時間を抑制することだ。

では、これを実践するとどうなるか?

  • 能力のある人間は、執務時間内に仕事を片付け定時に帰る
  • 能力のない人間は、相変わらず残業をする
  • お金に執着する人間は、ダラダラと職場に残る
  • 昔ながらの上司は、相変わらず遅くまで残業する

経験上、大方このような振り分けになる。

能力のある者(仕事が切れる)は、ワークライフバランスの意義を理解し、会社の方針にも従って、これまで以上に能率よく仕事をこなして、ノー残業で帰る。

合理的かつ効率的に仕事をして、他人の仕事までフォローすることもある。

一方で、能力のない者。

語りたくもないが、本来8時間で出来る程度の仕事をこれまでどおり、ダラダラと何時間も残業して帰る。

ワークライフバランスと聞いて、有給休暇だけはしっかり取るが、普段は「仕事が多い」、「誰も手伝ってくれない」と不平不満を漏らすタイプだ。

自分の能力のなさを棚にあげ、人のせいにする厄介な存在で、正直関わりたくもない。

最後は、単なるお金が欲しい者。

能力の有無にかかわらず、残業代を稼ぐために仕事をしている。

大体は、日中遊んでおいて、アフターファイブからどうでもいい仕事をやりだすタイプが多い。

お金に関しては、人それぞれ抱えるものがあるから、とやかく言うつもりはないが。

さて、この中で一番バカを見るのはどのタイプか?

言うまでもなく、能力(仕事が切れる)がある者だ。

ワークライフバランスの意義を理解し、愚直に人一倍仕事をこなし、早く帰る者だ。

しかし、こういうタイプは、上司からの評価は決してよくない。

仕事を定時に終わらせて、さっさと帰っていることが、アリ好き世代の上司には気に入らない。

「いつも残業しないですぐに帰る」、「俺より早く帰っている」、「部下に仕事をやらせている」など、観察力もないバカな上司にマイナス評価を下されるのだ。

それに加え、残業代も付かない。

人一倍仕事をしても、能力のないダラダラと仕事した部下の方が、給料が多いということも普通にある話だ。

現在、「仕事を時間内に終わらせる者は能力が高い」、「残業しなければならない者は能力が低い」というのは常識だ。

しかし、アリが好きな上司(世代)は、残業して長く職場にいる者を評価する。

能力がない(仕事が切れない)ことに気付かず、ただ単に、残業している者が一生懸命まじめに働いていると思うのだ。

能力があって、組織のために尽くしている有能な者を評価せずに。

愚直に、これまで以上に仕事の能率を上げてノー残業にしたとしても、誰からも評価されないばかりか、キリギリスと思われる。

出世したいならば、ワークライフバランスをバランス感覚を持って実践することだ。

アリとキリギリスではアリになれ!

キリギリスもただヴァイオリンを弾いて遊んでいるのでありません。

毎回スキルを上げて、アリを含めたみんなに癒しを与えているのです。

皆仲良く共存できる社会がいいですよね!

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