漫画「GTO](作者 藤沢とおる)は、スカッとする気持ちのいい学園物語だ。
後に、反町隆史さんと松嶋菜々子さん主演によるドラマにもなり、毎週楽しみに見ていた。
これは熱血教師の話ではあるが、今の時代、仕事ではどんな業種であろうが、出世したいのなら熱血〇〇は封印すべきだ。
現代社会においては、熱血〇〇は、出世できないどころか、その職を失う可能性も秘めている。
体験談
SOSを発している少年に寄り添うも、結局は中途半端に終わり、結果を出せなかった。
「こちらを立てればあちらが立たず」、逆の立場の者から反発を受けた。
同僚からも上司からも「余計なことに介入して問題を起こすな」を批判された。
家族を後回しにして、家庭内に不協和音が流れた。
熱血〇〇で出世した人を見たことがない。
漫画やドラマでは、そんな熱血漢のことを理解してくれるトップや同僚がいるから救われる。
世のため人のために、私利私欲を捨て、自分の信念を貫き、熱血漢を大いに発揮した時、たとえ一人であってもそれを理解してくれる人が入れば、自分のやってきたことに誇りが持てる。
しかし、今の時代、職場では、そんな熱血〇〇は「異端児扱い」され、誰も味方してくれないし、理解もしてくれない。
「独りよがり、自己満足、どこかに消えてくれ」と煙たがられるのだ。
カッコよくて、私もそういう熱血漫画や熱血ドラマは好きですけどね。
「ああいう熱血教師に出会っていたら」って、今でも思うことありますよ。
でも、今の時代、あれをやったら、ただではすみませんよね。
部活なんかでも、指導要領で物議を醸しますから。
学校では、傍目熱血ではないにしても、心の中では、生徒に寄り添い、サービス残業をして頑張っている人もいるだろう。
他業種においても、出世のことは考えず、信念を持って天職を全うしている人たちが。
そんな人たちが、トップに立てるような社会になればいいのだろうが、今も昔も、出世できる人はいない。
出世したいのなら熱血〇〇になるな!
現代社会で、迷える子羊たちを誰が救ってあげられるのだろうか?
出世は度外視で、熱血〇〇の人、心からエールを送ります。