庭・畑づくり

芝生の庭造りに失敗しないために!

数年前まで、我が家の庭は草だらけで、春から夏にかけては、二週間に一回は草抜き、草刈りをしなければいけませんでした。

仕事で疲れている身体に鞭打ち、休みの日に草刈りをするのは苦痛でしかありませんが、玄関先の庭が「草ボーボー」というのも情けない話なので、やらざるを得ません。

そんな中で、草刈りをしなくてもよい庭造りを色々と思案し、色んなお家の庭を散歩がてらに観察しました(不審者ではありません)。

そして、綺麗な芝生が張られている庭に「一目惚れ」したのです。

それからは、庭に芝生を張っていた行きつけの床屋さんや同僚などから芝生のことについて尋ねました。

先駆者からは

  • 水やりが大変
  • 芝生の合間から雑草が生えてくるので草抜きが大変
  • 芝刈りも当然しなくてはならないので、草刈りと変わらない
  • 一度芝生を張ると、元に戻すのも大変

など、貴重なアドバイスを頂戴いたしました。

青々と綺麗な芝生が張ってある庭は、「風情がある」「夏場も涼しく感じられる」というメリットがあります。

でも、周りからは、デメリットを強調され「芝生はやめた方がいい」というのが大半を占めました。

「雑草のままで放置するか」「砂利でも敷くか」「いっそのことプロの庭師にお願いしようか」と選択肢は色々ありましたが、私の気持ちは、「芝生」で決まっていました。

「芝生」について、色んな人に相談した時点で。

そして、5年前、思い立ったら吉日、まずは、ホームセンターに行って、正方形に切った「切り芝」(マット状のもの)を10束(1束に9つの「切り芝」)を買ってきました。

私の構想は、玄関前の横約8m、縦3m(24平米ですかね)に芝を張り詰めるというものです。

芝を買ったホームセンターに芝の張り方について、丁寧な説明が書いてありました。

ホームセンターの説明
芝生の張り方(ホームセンター)

要旨はこんな感じです。

芝の張り方

1 土づくりのポイントは水はけを良くすること。土を耕す。培養土、山砂をを敷いてもよい。

2 レーキ(整地する農具)で平らにし水勾配を付けて整地する。最後は足で踏み固めて土を締める。

3 「ベタ張り」「目地張り」「市松張り」など、お好みの張り方で芝生を張る。

4 コーナー部分や端の部分はハサミでカットして並べる。

5 全体に目土をかぶせる。

6 目土をかぶせたら、少し芝生の芽が見えるようにする。

7 板などを使って均等に踏み固める。

8 最後に散水、芝生の根まで水が行き渡るようにたっぷりと水をやる。

芝生(切り芝)を買った嬉しさと、早く芝生を張りたいの一心で、この説明はほとんど見ませんでした。

これが、芝張りの失敗の始まりです。

そこから、失敗を繰り返し、5年目となった現在の芝生の状況は、こんな感じです。

見ておわかりの通り、改善すべき点はまだまだあります。

では、これまでの失敗談を紹介しましょう。

失敗談

1 芝の張り方の説明をしっかり読まずに進めたため整地ができておらず、凸凹なところがある。

2 お金をケチり「ベタ張り」にしなかったため、なかなか芝生が広がらず地面が見える。

3 皆が言っていた雑草をナメていた。

4 芝刈り用具を揃えず、草刈り機でやって剥げたところがある。

5 よく踏みつけるところを見逃していたため、全く芝生が育たないところがある。

6 肥料やりや手入れが不慣れで、芝生の生育に差がある。

一つ目の失敗は、事前の心構えと勉強をしていなかったことです。

何事も最初が肝心です。土台をしっかり築かなければいけません。

二つ目の失敗は、予算的なものから「切り芝」が足らず、「市松張り」のところが多くなった結果、今でも地面が丸出しのところがあります。

※「ベタ張り」〜切り芝を隙間なく張る

※「目地張り」〜切り芝を5cmほどあけて、レンガ模様のように張る

※「市松張り」〜切り芝を市松模様のように並べて張る

そう簡単には、芝生は広がりません。

最初から、最低でも「目地張り」にするべきでした。

三つ目の失敗は、確かに雑草をナメていました。

本当に雑草は強い、抜いても抜いても生えてきます。

昨年は、しゃがんで雑草と格闘した結果、1時間後に立ち上がったときに「ぎっくり腰」になりました。

四つ目の失敗は、芝生より雑草が気になり、草刈り機で雑草を深く刈ったところ、芝生の面が剥げて地面丸出しとなりました。

私がゴルフで「ダフった」時のように。

芝刈りは、どちらも技術が伴ないません(涙)

五つ目の失敗は、よく踏みつけるところのことを考えていなかったことです。

庭で洗濯物を干すところは、毎日のように芝生を踏みつけるので、全く芝生が生えてません。

六つ目の失敗は、芝生全体にまんべんなく肥料や水やりをしなかったせいか、芝生の生育に差が出ています。

青々としているところもあれば、枯れたようになっているところも。

よく「失敗から学ぶ」「失敗しないやつは成功もない」と言いますが、たった一度の些細な失敗でも、命取りとなる職業もあります。

でも、芝張りは趣味のようなもの。

気楽に、失敗から学んだ改善策を紹介します。

今更、改善できないものもありますが(笑)

改善策

1 最初が肝心です。水はけのことも考えて、しっかり整地の説明を読み勉強して土台を築きましょう。

2 最初にケチったせいで、当初「市松張り」のところが多く、なかなか芝生が広がりませんでした。何度か「切り芝」を買い足しましたが、最初から「ベタ張り」にした方がストレスレスも含めてお勧めです。

3 雑草は絶対ナメてはいけません(笑)。

4 芝刈り用具と、立って雑草が切れるハサミを購入しましょう。

5 よく踏みつけるところには、砂利などを購入して庭をアレンジしましょう。

6 芝生全体に肥料と水やりを欠かさないように。愛情も込めて。

改善策を書きましたが、その中の一つ、芝も雑草も切れる「立ちバサミ」を購入しました。

しゃがんでやらなくてもいいので、腰に負担がかかりません。

もう一つ、芝生の中の雑草を枯らす除草剤を購入しました。

雑草は強い。雑草魂を見習わないと!と思うくらい、手強い雑草もありますが、効果は抜群です。

これで雑草退治は万全?です。

さらに、もう一つ。

芝生の生育を促す肥料を購入しました。

この肥料を撒くと、2~3日は匂いますが、芝生が青々と良く育ちます。

あとは、直接芝生の生育には関係ありませんが、美しい芝生の庭造りのアイテムとして「砂利」を購入しました。

芝生とよくマッチしていると自画自賛しています😁

最後に参考までに。

今年の春に、洋芝のタネを買ってきて、花壇周辺に蒔きました。

こんな感じに育っています。

普段、踏みつけることが少ない場所では、タネを蒔くのも有りです。

綺麗な芝生の庭造りを!

芝生の庭を検討されている方、私はお勧めします。

失敗せずに頑張りましょう!

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