何かに行き詰まったり、何かを始めようとしても「一歩踏み出す勇気が出ない」とき、この本を読んでみてください。
自分の中に毒を持て・・岡本太郎(著)
岡本太郎氏と言えば、
芸術は、爆発だ!
「太陽の塔」(1970年日本万博博覧会)
で有名な日本を代表する芸術家です。
この「自分の中に毒を持て」を読めば、岡本氏が幼少期から
誰にも媚びることなく
何者にも屈することなく
どんな相手とも闘って自分自身を貫く
という、カッコいい人生を歩んだことがわかります。
そんな同氏のこれまでの経験を下に
自分の価値の出し方(第一章)
個性の出し方(第ニ章)
愛しかた愛されかた(第三章)
人間本来の生き方(第四章)
について描かれています。
(各章のタイトルは私の感じたものであり、実際のタイトルとは異なります)
「出る杭は打たれる」ことを恐れず、「出ては打たれ」の繰り返しの人生であったとも。
「出過ぎた杭は打たれない」と気取って言う人いますよね?
成功者が、自慢げに「カッコいい」と思って使っています。
そんな薄っぺらいものではなく、出るたびに打たれながら闘って、自分を貫いた人生です。
今現在抱えている何らかの悩みについて、誰もが、第一章から第四章のいずれかの章に引っかかる(当てはまる)ことでしょう。
そして、それを読むことで「勇気」と「希望」が湧いてきます。
自分らしく生きる考え方と行動を導いてくれるでしょう。
私の場合は、第一章と第二章を読んで勇気を頂きました。
ありのままの自分を貫くことしかないと覚悟を決めている
たとえ、他人にバカにされようが、けなされようが、笑われようが、自分が本当に生きている手ごたえを持つことが、プライドなんだ
未熟ということをプラスの面に突き上げることが人間的であり、素晴らしいことだと思わなければならない
ありのままの姿勢を貫いていけば、それが強さになると思う
才能のあるなしにかかわらず、自分として純粋に生きることが、人間のほんとうの生き方だ
個人的に感銘を受けたフレーズを挙げてみました。
その他にも、「なるほど」と納得することや、「そうだったのか」と教えられることがたくさんあります。
他人の目が気になり、プライドが邪魔をして動くに動けない方。
自分には才能も何もないと、自分を卑下して動くに動けない方。
もし、そんな風に考えて動けない方は、是非この本を読んでみてください。
うまく立ち回って生きている卑怯者たちよりも、如何に人間的に、自分らしく生きていくか。
その思考回路と行動について、ヒントと勇気を与えてくれるでしょう。
お勧め!
どうにもこうにも動けなくなっている方、是非とも読んでみてください。
性格を変えるものではありません。
生き様を変える本です。