懐かしい場所を訪れるのは良い事だ。
昨年は数回「生まれ故郷の島」に渡り、空き家の掃除や釣りをして幼少期を懐かしんだ。
あまりの懐かしさに感傷に浸ったが、切ない気持ちと言うよりは、「頑張ろう!」という気持ちの方が勝った。
懐かしい人、場所、食べ物、歌等に触れると、切なさより元気をもらえるのかもしれない。
もちろん、思い出したくもない人や近寄りたくもない場所もあるが、そんなものは頭から消し去ればよい。
ゴルフのYouTubeを見ていると、どうしても試してみたくなり、近くのゴルフ⛳練習場へ行ってきた。
我が家からは、車で20分以内で行けるゴルフ⛳練習場が「3か所」ある。
一つは、以前ブログに書いた料金設定がおかしいゴルフ練習場。
(1時間1300円、2時間1500円)
もう一つは、平日1500円で実質打ち放題の練習場。
そして、今回久しぶりに行った練習場である。
ここは、我が家から一番近く(車で約3分)にあり、15年程前によく通っていたところだ。
料金は、「1時間打ち放題600円、2時間打ち放題1100円」である。
(これが常識的な料金設定だ!)
昔からある練習場で、設備の方はお世辞にも新しいとは言えない。
ボールもご覧の通り、もう引退させてあげてもいいと思うものが何個もある。
ここを利用しなくなった理由は、自動で玉が出てこないので、ドライバーを打つときに面倒なのと腰が痛くなるからだ。
と言うのは表向きの理由かもしれない。
上手く表現できないが、物で例えるなら新品で、人気があり、高価で、見栄を張れるものを望んだのかもしれない。
大人になるにつれて、学生時代や若い頃に通っていたごはん屋に行かなくなるような感じである。
誰かを食事に誘う時に「おもてなし」の心は大切であるが、「こんなところへは行けない」と他人の目を気にしたり、見栄を張ったりする自分に笑ってしまう。
さて、久しぶりの練習場であるが、失礼な話「お客さんはほとんどいないだろう」と思っていたところ、女性二人を含むかなりの人が練習している。
それも、みんな上手い。
スイング、球筋、飛距離等で上手いのは一目瞭然であるが、ゴルフクラブの話やラウンドした時の話を漏れ聞くと明らかに上級者だ。
気持ちがいいことに、後から練習にやって来た人それぞれが、面識もないのに「挨拶」をしてくれる。
ここは家族経営で主人(オーナー)もゴルフをやるから、和気あいあいでアットホームな雰囲気がある。
それだから、ゴルフ上級者が集まるのだろう。
振り返れば、15年前もそうだったような気がする。
今はヤギに代わっているが、昔はラブラドルレトリバーがいて、ゴルフとそのワンちゃんの話をした記憶がある。
さて、練習の方であるが、自動で玉が出てこない分、ゆっくり素振りをしながらYouTubeで見たことを試してみると、いい感じで当たってくれる。
ネットの奥は180ヤードであるが、ユーティリティ(22度)でネットに突き刺さる。
ドライバーでネットを越してやろうと打ってみたが、さすがにネットオーバーはできない。
後ろの打席の人も、私に触発されたのかドライバーばかりバンバン打っている。
(二人ともネットオーバーならず)
設備のいいところで一人寡黙に練習するより、ここの常連さんになったが方が、間違いなくゴルフは上手くなるだろう。
久しぶりに訪れた練習場であるが、懐かしさも相まって気分よく練習ができた。
新しい店や高価な店もいいけれど、たまには懐かしい場所へ立ち寄るのもいいかもしれない。
懐かしいものに触れることは、とにかく元気が出る。