ビジネスで逃げる者は、上司であろうと部下であろうと全く頼りにならない。
様々な理由で、逃げる者は逃げる。
逃げる理由
● もともと臆病者で怖いから逃げる
● 相手が多勢で勝ち目がないと思って逃げる
● 対応できる知識や技術がないから逃げる
● 自分の業務が増えるのが目に見えているから逃げる
● 逃げていることに気づいていない
モンスター〇〇と言われるクレーマーやトラブル処理は、本音は誰も関わりたくない。
しかし、ビジネスを進める上で、これはつきものである。
これを上手く処理しないと、上からこっぴどく叱られる。
そして、無能と判断される。
自分はやったこともないのに・・・。
さて、「逃げるは恥だが役に立つ」という言葉は、新垣結衣さん主演のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(原作:海野なつみ、脚本:野木亜紀子)で、広く知れ渡っている。
Googleで検索したところ、この言葉はハンガリーのことわざで「自分の戦う場所を選べ」という意味らしい。
「自分の得意なことが活かせる場所へ行こう」、「逃げることも選択肢に入れよう」という意味だとも書いてある。
ビジネスにおいて、私の経験上、逃げる者をたくさん見てきた。
そのような者は、大方「あいつは逃げる」と負のイメージがついており、重要な仕事を任せることはできない。
しかしである。
そんな者でも出世している。
周りにいませんか?そんな上司。
たくさんいませんか?
そうです。
逃げる理由に挙げた「元々臆病者」で、「知識や技術がなく(仕事ができない)」、「自分の負担にならないよう」に逃げ回る。
そんな役に立たない上司は、どこにでもいるのです。
裏を返せば、出世したければ「逃げるは恥だが役に立つ」のです。
バカ正直に忠誠心を誓ってトラブル等に関わり、対応を誤って失敗したり、業務量を増やして心身疲弊させたりすると、出世に響くのです。
日々の「ルーティンの仕事だけ」を愚直にこなしていれば、減点されずに普通に出世できるのです。
もう一つ。
質が悪いのは、自分が逃げていることに気づいていない上司です。
これは、天性なのかなと思うくらい、うまく立ち回り、全く自分に負担がかかることなく逃げ回っています。
これまで、天性?で逃げ回ってきたので、その対応に伴う負担や困難さを全く理解していません。
それゆえ、部下が苦労していることも理解せず、なかなか解決しないと、できない奴と烙印を押す始末です。
こんな上司からは距離を置きましょう。
一生懸命やっても自分がしんどいだけです。
感謝も評価もされません。
なお、出世する人は、トラブルが多いところや超多忙なところには、そもそも配置されません。
キャリアに傷をつけないために、最初から逃げて守られているのです。
とにかく、出世したいのなら、逃げまくって世渡り上手になりましょう。
出世したいなら逃げるが勝ち!
一人で悩み苦しみながらもがいている人には、協力しましょう。
少ないかもしれませんが、見ている人は見ています。
ことわざの意味のとおり、自分の戦う場所を選びましょう!