スノーボード男子ハーフパイプで、平野歩夢選手が金メダルを獲得した。
金メダルは、日本人男女を通して史上初の快挙である。
平野選手は、この大会で大技を披露した。
軸を斜めに縦に3回転、横に4回転する最高難度の「トリプルコーク1440」である。
そう言われても、何のことやらさっぱり分からない。
全くスノボをやったことがない私にとって、「技」のことは全く分からないが、それでも競技を見て凄いということは分かる。
カッコいいのを通り越して、感動を覚えるからだ。
平野選手は、ソチ大会、ピョンチャン大会がともに銀メダル。
今回「誰もやったことがない大技」をひっさげて試合に臨み、見事成功させて金メダルを獲得した。
(おめでとうございます!)
オリンピック三連覇を狙ったで羽生結弦選手は、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に果敢にチャレンジし、ショートの8位から4位まで巻き上げた。
クワッドアクセルという呼び名は初めて聞いたが、技についてはだいたい分かる。
もちろん、やったことはないけれど。
そのジャンプでは転倒したが、誰もやったことがない大技をオリンピックの舞台でチャレンジすることが凄い。
今回金メダルを獲得したネーサン・チェンの存在があったからか?
それとも金メダル二連覇の絶対王者として、さらに凄い演技を披露したかったのか?
それとも、昔からの夢なのか?
いずれにしても、オリンピックでこの大技にチャレンジするのは、物凄いメンタルだと思う。
選手によっては、自分の長所をさらに磨いて得点を伸ばす人もいる。
その人にしか出せないものを極めれば、それはまたカッコいいものである。
でも、やはり「誰もやったことがない大技を見てみたい」というのがファン心理。
改めて、羽生結弦選手と平野歩夢選手のチャレンジに拍手を送りたい。
さて、私のような凡人は、最初から大技や大きな成果を狙えるものではない。
土台を固め、少しずつ確実にステップアップしていかなければならない。
職場では、地位を築いたり、ある程度の成果を出したら、あとは惰性で「楽しよう」と思っているヤツを何人も見てきた。
そんなヤツ等の真似だけはしたくはない。
趣味のゴルフでは、攻めずに「置き」にいって失敗することがよくある。
ドライバーを使わずに、安全策でユーティリティやアイアンを使って失敗し、「素直にドライバーで打てばよかった」というパターンだ。
池越えのショートホールでも、「池ポチャ」が怖くて、ちょっと大きめのクラブで軽く打とうと思って打つと「池ポチャ」する。
練習場で何度も試したことを、本番のラウンドでは怖くてできないこともよくある。
打つ前からそんな弱気になっていたのでは、失敗するのも無理はない。
オリンピックのような大舞台でもないのに、そんなチキンになるのは情けない。
無謀はよくないが、何事においてもチキン野郎にならずチャレンジすることが大切だ。
メンタル面を強化していきたいと思う。