昨日、行きつけの散髪屋に行った。
日曜日のお昼1時過ぎに行ったのだが、ラッキーなことにお客さんはゼロ。
店主に聞くと、先週の三連休がピークで(お客さんが)多かったらしい。
いつもカットしてくれる元高校球児の兄ちゃんがいなかったので、「野球ですか?」と聞くと、昼食に出ているとのこと。
朝からずんやりカットしていたのだろう。
それに、日曜日に休めるほど暇ではないか!(笑)
しばらくして帰ってきた兄ちゃんにカットしてもらう。
毎回たわいもない会話をするが、アラフィフと20代では、趣味・嗜好等にギャップがある。
いや、そうではなくて、年代関係なく趣味・嗜好は人それぞれ違うものである。
私の趣味であるゴルフ🏌️を薦めるが、全く興味はないらしい。
元球児だけあってスポーツで言えば、やはり草野球をやっている。
それでも、元球児であっても草野球もせず完全にやめている者が多いらしい。
野球もゴルフもせず、スポーツ系は何もやっていない者(同級生等)が多いとのことだ。
「何をやってるの?」って聞くと、ゲームかパチンコという答えが返ってきた(笑)
そりゃそうだ。
一人でできるものは気楽である。
もちろん、仕事に専念している人もいるだろう。
その兄ちゃんはと言うと、「ギャンブルは全く興味がなくやらない」とのこと。
日本人でギャンブルが嫌いな人がいるなんて(笑)
くじ引きや福袋とか、大好きでしょ!?
最近の若者は、車にもあまり興味を示さないらしいが、その兄ちゃんは車が好きとのこと。
アラフィフ世代は「いつかはクラウン」というフレーズを聞いたものだが、それなりに欲しい車はあった。
それがモテたいのと働く意欲にもなっていた気がする。
「車はめっちゃ好き」と言う兄ちゃん、将来的に特に欲しい車はないそうだ(笑)
世代のギャップを感じる。
ギャンブルの話になった時に、兄ちゃんが、
「じいちゃんは麻雀が好きで、数年前まで雀荘に徹夜で通っていた」
と言ったのが笑えた。
営業的なことで、徹夜というのはスルーしよう(笑)
前回、店が多忙な時に髭を剃ってもらったじいちゃんが、麻雀をするというのがおもしろい。
ちょっと親近感が湧く。
じいちゃん行きつけの雀荘は、残念ながら数年前に閉まったとのことだ。
孫にあたる兄ちゃんは、麻雀を始めとしたギャンブル系のDNAは引き継がなかったようだ。
と思っていたら、「かちかちはします」と言うから吹き出しそうになった。
「かちかち」というのは、アラフィフの私が小学生の頃に聞いて以来、久しぶりに聞いた。
「かちかち」って知ってますか?(笑)
知っている人は、かなりのギャンブラーかもしれませんね(笑)
「かちかち山」という
婆さんを殺したタヌキに、ウサギが火をつけ、泥の船に乗せて沈める
という全体的に残酷な昔話はあるが(笑)
この昔話も知らない人が多いかもしれない。
かちかちとは、ゲーム内容は「所変われば品変わる」のように様々だが、オーソドックスに言えば、二枚の株札を足して「9」(カブ)が強い。
それより上の役が、「4と1のシッピン」「9と1のクッピン」、さらにゾロ目が強くて、最強は「10と10」である。
最強役から、「かちかち」「じゅんじゅん」「どんどん」などと呼ばれる遊びだが、私の地域ではトランプを使って「てんてん」と呼ばれている。
私の親の世代は、株札で「かちかち」と言っていた。
このゲーム(?)は、ポーカーフェイスと心理戦が重要で、長くやっていると強い者と弱い者がはっきりしてくる。
「ルールを覚えたら誰よりも上手にプレーするだけだ」は、アインシュタインの名言だが、将棋と同じで力の差が如実に出る。
もちろん、ギャンブルは「運に左右される」ものではあるが。
何十年かぶりに聞く言葉は、懐かしさと笑いが生じる。
そして、なぜか幸せな気分になれる。
同じこと(もの)を知っていることで、共感が湧くからだろう!
散髪屋の兄ちゃんも、雀士のじいちゃんのDNAを引き継いでいますよ!
ギャンブルは適度に楽しむものです!