
カレイを釣りに、生まれ故郷の島(丸亀市広島町)に渡った。
今年は、「空き家対策」を主目的に、10月に2回島に渡ったが、今回は「カレイを釣ること」がメイン。
空き家対策は、「空き家対策特別措置法」の絡みと周りに迷惑をかけないということで大切であるが、そのためだけに遠方から島に渡るのは、どうしても足が遠のく要因となる。
島には「自然の恵み」という大きな魅力があるにも関わらず、それを生かして楽しまないというのはもったいない話だ。
自ら楽しみ、その魅力を発信することで、島への観光や移住などに興味を示す人が出てくることを願わずにはいられない。
午前10時過ぎに広島に到着。

当日は、風も強く、波も高い。
天気もまだ曇っていたので、腹ごしらえからだ。
風光明媚な休憩所で手作り弁当をいただく。

毎回同じことを言っているが、ここで食べるお弁当は格別に美味しい。
おにぎり、唐揚げ、卵焼き、まこの煮付け、肉団子スープ
お昼前だというのに完食した。
美味しいものを食べてお腹が満たされると、気分も満たされる。
ごちそうさまでした。
最高の気分で、今回の目的である「カレイ釣り」のために砂浜へ。

前回(2021.10)、空き家の庭まわりの掃除を済ませて、お弁当を食べ、少しの時間この砂浜でカレイを狙ったが、全く釣れなかった。
それでも、この砂浜で、これまで釣ったことのないマダイが釣れた!

その時の様子は、こちら👇をご覧ください。
今回は、マダイとともに、カレイが釣れたら最高である。
「ホンムシ」を餌に、リールを投げる。

風が強く吹いていて、波も高く、少し肌寒い。
ここでしばらく粘ってみたが、手のひらサイズのチヌとハゼが釣れただけで、カレイは来ない。
2時間ほどのんびり糸を垂らすが、アタリが来ないし、寒さもきつくなってきたので、場所移動することに。
移動途中、母方の先祖のお墓参りをした。
先月2回島に渡るも、お花も線香も用意していなかったので、お墓参りせずに帰っていた。
今回も、何も用意していなかったが、気になるので手を合わせてきた。
島で暮らしていた幼少期は、母方の祖母に可愛がってもらっていたので、自慢できることは一つもないが近況報告した。
ご先祖様を敬う気持ちがあれば良いと言われるが、年に一度くらいは、時間をつくってお墓参りしたら気分が晴れると思う。
さて、釣り場所であるが、当日はどこも風が強くて寒い。
ならば、トイレも自販機もある、フェリー乗り場が便利だろう。

フェリーが往来すれば、海中も循環されて魚も動くはずだ。
幼少時代、あまり釣ったことがない場所だけど。

正直、「今日はカレイ釣れないな」と思っていたのだが・・・
場所移動して、一投目を投げて数分後。
アタリも確認せずに竿を上げる(リールを巻く)と、なんだかずっしり重い。
グイグイとしたヒキではないが、海底からゆっくり上がってくるようなこの感触。
カレイだ!

約30センチで厚みもある良型のカレイ!
前回釣りをしたのが約20年ぶりだったので、20数年ぶりにカレイを釣り上げた!
気持ちいい!!
一枚も釣れなかったら、話のネタにもならなかったところである。
カレイ君、釣れてくれて、ありがとう!

カレイは、同じところに集団でいるという習性から、釣れた辺りへリールを投げる。
なかなか釣れず、これまた諦めかけていたら、大きなヒキが。
「ヒラメ40」という格言がある。
アタリが出たら慌てず騒がず「40数えてから合わせる」と言うものだ。
ヒラメはフィッシュイーターとして知られているが、小魚を捕食しても一気に食べず、小魚が弱るのを待って改めて食い直すという習性がある。
幼少期に、カレイ釣りは
カレイは一度エサを食っても吐き出し、少しして今度は飲み込む
アタリが来たら数十秒待って、糸がたるんだら上げろ!
と教わった。
でも、すごいアタリだったので、慌ててリールを巻き出した。
ずっしり重い。
竿のしなりと糸を巻く感触から、間違いなく先程のカレイよりデカい!
と思っていたら、「バラけた」…。
あぁ~、残念!
「逃がした魚は大きい」と言うが、あと2メールもないところでバラしてしまった。
年末年始にテレビ放映される「マグロ漁師Y本さん」の気持ちがよくわかる。
(壊れた電気ショッカーは使わないが)
でも、これも釣りの醍醐味。
少し「忘れ物」をしていた方が、次回「忘れ物を取りに行く」モチベーションになる。
本命のカレイが一枚釣れたので十分である。

やはり、釣りは楽しい。
前回のマダイといい、今回のカレイといい、島はやっぱり釣れる。
マグロ以外は、なんでも釣れそうだ(笑)
まだまだ、ずっと釣りをしていたい気分である。
カレイシーズンなので、近いうちにまた島に渡り、カレイを釣り上げたいと思う。
「島」はいいですよ~!!
