島の魅力

島への移住メリット・デメリット

私は瀬戸内海の小さな島で生まれ育ちました。

香川県(うどん県)丸亀市にある「広島」という島です。

今、広島はどうなっているのだろう?

Uターンしている人はいるのか?

この島へ移住する人(移住している人)はいるのか?

アラフィフになって、生まれ故郷の島が気になりました。

まずは、「広島」を知ってもらわないといけませんね。

香川県から簡単に紹介します。

香川県

香川県と言えば「うどん」

「うどん県」とも言われています。

うどん県副知事は、うどん県出身の俳優「要潤」さん。

コンビニよりうどん屋(900店舗くらいかな)の方が多い。

うどんと一緒に食べる「天ぷら」「おでん」が美味しい。

お昼は「毎食うどん」という人もいます。

丸亀市

丸亀市といえば「丸亀城」

丸亀城

石垣の名城です。

日本100名城に選ばれており、現存十二天守の一つ。

(築城年:室町時代初期、廃城年:1871年)

2018年(平成30年)豪雨及び台風の被害で石垣が崩落しました。

現在、「丸亀城石垣修復プロジェクト」により、2023年度末の完成を目指し、石垣の復旧工事を行っています。

広島(丸亀市)

広島といえば「海」

「青木石」も有名ですが、今は石材業も⤵️

広島 江の浦港

広島の住民は約180人で、高齢化過疎化が顕著になっています。

猫が多い(らしい)。

たまに、イノシシも暴れている(らしい)。

夏は海水浴客で賑わいますが、今年(2021年)はコロナと長雨でどうなっているのでしょう?

昨今、島への移住がブームになっていますが、さすがに広島に移住する人は…。

中学時代の旧友に聞いたところ、数年前から「美術系大学出身の女子」が移住しているとのこと。

マジで!凄いやん!

それも若い女性が広島に移住だなんて!

他では、平成27年3月に古民家ゲストハウスがオープン。

平成28年3月には、体験型宿泊施設(長期滞在者向け)がオープンしているそうです。

ホッとしたと言うか、何だか嬉しい気持ちになりました。

Uターン・Iターンとは

UターンとかIターンという言葉がありますが、改めてその言葉の意味を調べてみました。

Uターンとは、地方で生まれ育った人が都会で就職して働き、その後生まれた地方へ戻ること。

メリットは、都会と比べて時間的にも経済的にもゆとりのある暮らしができることです。

何より、地元に戻れば、実家や親戚、友人が近くに居るというだけで、心強いかもしれませんね。

Iターンとは、都会で生まれ育った人が地方へ就職・転職すること。

Iターン移住という言葉もあります。

生活コストが抑えられ、都会ではできない経験ができるといったメリットがあります。

知り合いもいないところへ移住して、一から生活を始めるのは、相当な勇気がいりそうですが。

ただ、島への移住と言っても、ある程度大きな島でないと厳しいかな…。

行政等によるのサポートを調べてみました。

広島のような小さな離島では、移住等に関して「離島移住促進事業」という制度があります。

島の空き家を「移住者用賃貸住宅」又は「島暮らし体験住宅」としてリフォームする方に費用の一部を補助するというものです。

移住のメリット・デメリット

さて、島への移住についてですが、島育ちの私が、島に帰って生活できるのでしょうか?

結論は、無理かもしれませんね。

その理由は下記のとおりです。

  • 仕事がない
  • コンビニがない
  • 昔あった商店もない
  • 食事ができるところや飲み屋がない
  • 本土に渡る船の便が少ない

高齢化と過疎化が進み、私が暮らしていた時よりも、いろんなものが消えてしまっています。

昔は、石材業で潤っていましたが、今は丁場(採石場)も数軒です。

これまで、コンビニが島に進出したことはありません。

各集落に1〜2店あった商店も、今はありません。

これに関連して、ビッグニュースをひとつ。

つい先日(2021.8)、香川県で世界初の取組みで、離島への「ドローン定期航路」が開設されました。

ドローン物流ベンチャーが、離島に生活物資や医療物資をドローンで運ぶというものです。

ドローン技術の進歩はさることながら、「世のため、人のため、弱者のため」の愛ある取組みに感動をおぼえました。

この取組みは、広島の話ではありませんが、離島全体に拡がればいいですね。

広島の内情の続きです。

昔あったお食事処も、バスを改造した飲み屋もなくなっています。

民宿などで食事を出しているところはあるようですが…。

交通機関は、本土を往復するフェリーは、昔とそれほど変わっていません。

昔から便数は少なく、基本的には朝昼夕。

朝は2便あるのかな(丸亀港→広島)。

時間がまったりと流れる中で、唯一時間に縛られるのがこれです。

本土で夜まで遊んで島に帰るってことは、できませんから。

ちなみに、昔島内には、小学校(2校)と中学校がありました。

手前が広島中学校、左奥が広島小学校

当時は、中学を卒業すると、本土の学生寮かアパート等を借りて、ほとんどの者が島(親元)を離れていきます。

私は寮に入りましたが、その当時の話は、また別の機会にしたいと思います。

現在の島の学校には、生徒は一人もいません。

私が通っていた小学校は、平成8年に廃校。

タイムカプセルは何処へ行ったんだろう…。

もう一つの小学校は、平成22年から休校。

中学校も、平成21年から休校となっています。

これらをみると、「家族」でIターン移住したり、島出身者がUターンするのも厳しいなと感じます。

大都市圏の人が満員電車やビルに囲まれた環境から、豊かな自然を求めて移住を夢見るのはわかる気がします。

でも、中途半端な都市では、交通機関やデパート、コンビニ、病院などの施設が充実したところが住みやすい。

高齢者も同じことで、年を取るほど、海や山に囲まれた自然の恵みよりも、生活に便利なところのほうを好むのではないかと思います。

ただ、アラフィフになり、自分の生まれ育った島がさびれていくのは、あまりにも寂しい気持ちになります。

そういう私も、島に帰って生活することは考えられませんが…。

電化製品のリモコン機能を使ったら、今更、手動の製品は使えないのと同じ?かな。

便利なことを経験すると、今さら不便なことに逆戻りはできません。

それでも、小・中学校までの島での生活は、本土の実態を知らなかったことから、不便さを感じたことはありません。

今振り返れば「あ~これは不便やった」「これは島暮らしで損をした」等と思えることはありますけれど。

当時は「無知は罪」(ソクラテス)ではなく「知らぬが仏」でした。

夏は海水浴で賑わう(江の浦海水浴場)

さて、島に帰って生活するのは無理にしても、何か広島の活性化のためにできることはないものか?

数年前に開いた中学時代の同窓会では、「広島も瀬戸芸に入っていたらな〜」って言っていたけれど。

確かに、瀬戸芸(瀬戸内国際芸術祭)に含まれる瀬戸内海の島は、活気もあるし潤っている。

※ 瀬戸内国際芸術祭とは、瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代美術の国際芸術祭である。対象地区が岡山・香川の両県に跨がる一大イベント。第1回の2010年から3年ごとに開催。

確かに、こんなイベントに参加できたら、島の活性化と移住者も増えるかも。

あかん!デメリットばかりになってる…。

メリットはあるのか?

もちろん、自然を含めて「メリット」もたくさんあります。

海の幸山の幸は取り放題・食べ放題。

土地はたくさんあるから、自給自足はできる。

特に魚は新鮮で美味しい!

一番美味しいのは「空気」

も綺麗!

星空は最高に綺麗!

何より、自然に囲まれ、ゆったりとした時間に「心が癒される」

たぶんだけど、ストレスは減る。

「住めば都」って言うから、もっともっとメリットはあるはず。

広島に渡って、今の広島のメリットを探してきます。

そして、広島の活性化のために、何か行動に移していきたいと思います。

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