今年2回目(10月に2回)となる「生まれ故郷の島(丸亀市広島)」に渡った。
午前中に、荒れ放題に伸びていた石垣の草木をやっつけて、美味しいお弁当を食べて、お昼寝したのが前回のお話。
(「島の魅力(空き家対策)」をご覧ください。)
さて、今回は「釣り」のお話。
島で生まれ育ったので、幼少時代は釣り三昧。
チヌ、メバル、アイナメ、ベラ、ボラ、カレイ
色んな魚🐟を釣ったことがある。
中でも、「カレイ釣り」が一番好きだ。
投げ釣りで、放っておいても釣れるときは釣れる。
「ヒキ」はそれほどでもないが、釣り上げるときに「地を這うように」ズッシリと上がってくる感覚が気持ちいい。
「チヌ釣り」のグイグイ引っ張るヒキも快感であるが、また違った良さがある。
チヌ釣りは、ダンゴ(爆弾)を作って、ずっと集中してせわしなく釣るのが少し面倒である。
カレイのように、のんびり釣るのが「性に合っている」のかもしれない。
ただ、カレイは「大漁に釣れる」ということがない。
一日糸を垂らしても「ボウズ」のときが多々ある。
時期によっては、キスやマゴチ、タイゴなどが釣れるので、退屈はしないけれど。
今回は、一枚(一匹)でもいいから、カレイを釣り上げたいところ。
地元新聞の釣り情報では、県内各地でちらほら「カレイ」の名前が上がっている。
それを確認して、島に渡る前に釣具屋に寄り、カレイ用の「ホンムシ」と「ゴカイ」を買った。
ホンムシは、結構な値段がする。
釣具屋のおっちゃんが、「頑張ってカレイ釣ってよ」と嬉しい声をかけてくれた。
カレイといえば「砂浜」ということで、前回、海を眺めながら美味しいお弁当を食べた場所にやってきた。
小さな島とはいえ、集落が違えば釣り場所も違う。
ここで釣るのは初めてだ。
釣れるか釣れないかの前に、根がかりして「地球を釣る」ことが多い場所だけは避けたい。
この場所は、果たして?!
実を言うと、釣りをするのは約20年ぶり。
幼少時代には何度も釣りをしたが、社会人になってから趣味が変わっている。
ゴルフ、パチスロ、競馬(ギャンブルかよ!)
釣りは、魚の種類にもよるが、名人でも「ボウズ」のときがあれば、素人でも大物を釣るときがある。
特に「カレイ」の場合は、アタリがきたら「40秒待って」リール(釣り糸)を巻けば、誰でも釣れる(と思う)。
そこに「カレイがいたら」の話ではあるが。
久しぶりの釣りで、釣り竿(3本)もまばら。
チヌ用の竿もある(笑)
「本命のカレイ」が釣れれば一番だが、何でもいいからとにかく釣りたい。
そう思っていると、開始から約10分、竿がしなっている。
リール(釣り糸)を巻いている感じでは、カレイのヒキではない。
姿が見えてきた。
チヌ(クロダイ)かな⁉
いや違う!
えっ!
なんと!
「鯛」ではないか!
幼少時代、波止場からチヌはいくらでも釣ったことがあるが、砂浜から釣り上げたことはない。
まして、「鯛」が釣れたことは一度もない。
船で釣りに行けば、良型の鯛を釣ることは可能であるが、まさか砂浜から投げ釣りで釣れるとは!
正直、ビックリだ!
25センチ超ある「良型の鯛」だ。
本命のカレイではないが、奇跡的に鯛を釣ってテンションが上がる。
カレイなら集団でいるので、「釣れたところに投げろ」と言うが、鯛はよくわからない。
「また鯛を釣りたい」を思って何度も投げたが、釣れたのはこの一匹のみ。
当然と言えば当然、釣れたのが奇跡なのだ。
その後は、鯛には違いないが「手のひらサイズのタイゴ」が数匹。
(全てリリース)
潮が満ちてきたので場所を移動することに。
昔、よく釣りをした場所で糸を垂れる。
なんと表現したらいいのだろう。
懐かしすぎて、言葉にならない。
ここで無邪気に釣りをしていたと思うと、感慨深いものがある。
釣れなくても、「糸を垂らすだけで良い」という気分だ。
と思っていたら、竿がグイグイしなっている。
ベラとタイゴが結構釣れる。
ベラは、地方によれば「ねこまたぎ」と言われ、猫も食べないほどマズイと揶揄されるが、白身魚で塩焼きにすれば美味しい。
ただ、「熱帯魚」のような柄なので、見た目を嫌がる人もいる。
(そういうわけで、写メに収めなかった)
カレイはというと、全く釣れないどころか、アタリすらない。
エサの「ホンムシ」が、針にそのまま残っている。
まあいいか!
「鯛」を釣っているので余裕がある。
仕事でも何でも、早いうちに結果を出していれば、余裕を持って事に臨める。
かと言って、「急いては事を仕損じる」けれど…。
結果を出そうと焦ると、無理をしたり、騙されたり、陥れられたり。
常に平常心で、心に余裕を持つことが大切である。
ということで、約4時間の釣りは終了。
釣果は、鯛一匹、ベラとタイゴ数匹。
本命のカレイは釣れなかったが、やっぱり釣りは楽しい。
何も考えずに、波の音と潮の香りを感じながら、のんびり過ごす至福のひとときだ。
生まれ故郷で、約20年ぶりの釣りを満喫した。
何というか、感謝!の一言である。
また釣りにハマりそうな予感がする。
今度は、「カレイ」を釣り上げたい!
フェリー乗り場にやって来た。
この前は、ちょうどサンセットが見れたが、今回は日も沈み、辺りは薄暗くなっている。
この暗さが哀愁を漂わせるのだが、きらびやかなネオンを惰性のように拝むよりは心が落ち着く。
島に泊まって、翌日ものんびりしたい気分だ。
空き家が「別荘」のように泊まれたらいいのに。
しかし、電気も水道も「基本料金」というのは良くできている。
誰が考えたのか知らないが、きっちりお金を回収する天才的な仕組みである。
レンタルが当たり前の時代なんだから、使った分だけ請求すればいいのに。
フェーリーが港(江の浦港)に到着した。
名残惜しい。
今回の島帰りは、空き家の掃除をして、美味しいお弁当を食べて、久しぶりの釣りで鯛を釣った。
自然と触れ合いながら「釣り」ができるのは、島の大きな魅力の一つ。
いろんな「魚釣り」が楽しめます。
釣り竿を用意して、「広島」に渡ってみてください!
それでは、また👋