今回ご紹介するオススメ本は、ギャンブラーなら一度は読んでもらいたい麻雀漫画です。
もっと言うなら、ギャンブラーが読むべき漫画です。
雀鬼・・・志村祐次、南波捲、いつきたかし
「20年間無敗の男」桜井章一氏の麻雀戦記をモデルにした漫画です。
もう20年以上も前になりますが、その頃は麻雀をよく打っていたので、桜井章一氏をモデルにした漫画や同氏の書籍に熱狂していました。
ただ、ここ数年は、時代の流れとともに麻雀を打つことも少なくなり、麻雀雑誌や漫画からも遠ざかっています。
毎度のことですが、読んだ本や漫画に「成功の秘訣」や「生き様」のヒントになる事が書かれているのに、すぐに忘れてしまっている。
もったいない話ですが、「雀鬼」もそう思える漫画の一つです。
ストーリーはもちろん麻雀の話ですが、パチンコや競馬といったギャンブルにも通ずるものがあります。
とにかく奥が深い。
ギャンブルに「運(ツキ)」は付きものですが、その運について「天運」と「地運」という表現でコントロールの仕方が書かれています。
運が「今誰にあり、自分はどんな状態なのか」を感じ取った上で勝負に挑む。
勝負事に必要な「大局観」と言うものでしょうか。
パチンコや競馬、さらには株式投資に至っても、この「大局観」を身につけることが大切。
小手先の必勝法ではダメだということです。
麻雀漫画ですが、「麻雀入門書」と言ったものではなく、麻雀の役やルールを解説しているものではありません。
ギャンブルに勝つ心構えや、運の引き寄せ方といった精神面の鍛錬になる漫画です。
また、利権争いなどを麻雀で決めていたという昭和の時代の日本社会の仕組みについても興味深く描かれています。
登場人物は、権力者、アウトロー、カモになる人、社会的弱者などで成り立っていますが、それがリアルでおもしろい。
負けたときに言い訳や泣き言をいう人が登場しますが、ギャンブルに負けたときの自分を見るようで恥ずかしい限りです。
勝負事の厳しさも教えてくれます。
一番いけないのは「慢心」かもしれません。
麻雀だけでなく、何事においても「慢心」はいけませんよね。
「身の程知らずは身を滅ぼす」です。
この漫画は、一話一話「スカッと」します。
20年間無敗の男の話ですから「勝つ」のはわかっているのですが、その勝ち方がスカッとするのです。
「時代劇」でいう
遠山の金さん
必殺仕事人(必殺シリーズ)
といったところでしょうか。
負かす相手が悪と繋がっている権力者だったり、会社の陰険な上司であったり。
助ける相手は、全てではありませんが立場の弱い人。
まさに、悪者を懲らしめる正義のヒーローそのものです。
とても義理人情に厚い男の物語です。
この「雀鬼」を読んで、ギャンブルに勝つための心得とスカッと感を味わってください。
桜井章一氏の書籍もお勧めします。
この本では、「精神論」に加えて「麻雀の戦術論」が書かれているので、麻雀を打つ人の為になること請け合いです。
お勧め!
スマホ片手に他事をしながらギャンブルしてませんか。
何ごとも真剣勝負です!
「大局観」を身に付けましょう。