あなたの職場にも「無能な上司」がいるでしょう。
無能な上司がいることで、「仕事量が増える」「仕事が進まない」「本店や他支店との関係が悪くなる」など、仕事を進める上で多くの支障が生じます。
また、職場の空気も悪くなり、毎日イライラしたり、働くモチベーションが下がったり、出勤拒否したいと思う人も。
この無能な上司ですが、「パワハラ系」と「陰湿系」が存在します。
「パワハラ系」は、昨今のハラスメント対策(訴えられる)で、かなり減ってきたと思います。
それでも、職場内が「ピリピリ」とした空気になる「嫌なオーラ」を出している者がいます。
「陰湿系」は、自分では何もせず、全て部下に押し付け、責任転嫁します。
表では静かですが、裏に回れば「陰口」を言いふらす陰湿な者です。
職場でピリピリすることはありませんが、それ以上にイライラします。
それでは、私がこれまでの経験談で、無能な上司の特徴を挙げてみます。
無能な上司の特徴
- 毎日、眉間にシワを寄せ怒鳴り散らしている
- 上には「イエスマン」、部下は「下僕」のように扱う
- 部下や周囲と衝突する
- 自分のことしか考えていない
- 擬律判断ができない
- 責任転嫁する
あくまで経験上ですが、1~3は「パワハラ系」、4~5は「陰湿系」に多いと感じます。
では、それぞれの対処法を紹介します。
パワハラ系 無能な上司の対処法
若い頃は、このパワハラ系上司に「コテンパン」にやられました。
「瞬間湯沸かし器」のように、突然怒り出す。
怒りは、本人が「さらに上(上司)」から仕事の指摘を受けた時に頂点に達します。
上を目指しているから、気になるのでしょう。
上にはとことん媚びます。
部下に対する時と180度違う人格で「イエスマン」になっています。
でも、こういうタイプは、ある意味、仕事に関する知識は豊富なので、「言われても仕方ない」と思う時があります。
とにかく、「仕事をしない怠け者が大嫌い」なので、ベテランだろうが新人だろうが徹底的にやり込めます。
ターゲットにされると地獄の日々を送ることになります。
締め付ければ締め付けるほど、周りが萎縮して何も言えなくなる。
新規の企画・立案もできなくなる=業績が下がる。
こんな単純なこともわからないのですから、「無能」というしかありません。
しかし、ターゲットにされている人には不謹慎かもしれませんが、逆に「いい面」もあります。
職場で、「いい加減な仕事をしている」「スマホで遊んでいる」「おしゃべりや居眠りしている」
そんな人達を見て、イライラしている人はいませんか。
注意したくても、相手の方が多勢なのでできない。
言えば、除け者にされることもある。
周りも「見て見ぬ振り」をするから、誰も注意しないことに、さらにイライラする。
まじめに仕事をしている人は、こういう人達をみて、おもしろくないでしょう。
「それらの仕事も回ってくる」のですから…。
その点、パワハラ系上司は、躊躇することなくガンガン叱り倒します。
よくぞ言ってくれました!もっと言ってくれ!(心の叫び)
こういう人は、仕事をしない「中級幹部」にも、同様に怒鳴りつけるので、若い頃は有り難いとさえ感じる時がありました。
そういう意味では、職場が引き締まって、別の意味のイライラは軽減するかもしれません。
ただし、心身を病んで休職する者や「異動したい」「辞めたい」という者も出てきます。
できれば、一緒に仕事はしたくないですよね。
このタイプの上司の対処法は、とにかく自分というものを持ち、「窮鼠猫を噛む」つもりでぶつかることです。
歯向かったり、喧嘩する必要はありませんが、はっきりと自分の思うことを伝えるのです。
それで、波長が合わなければ仕方がありません。
私の経験上、「喧嘩することで仲良くなる」ではありませんが、自信を持って対応することで、その後、よく面倒を見てくれた記憶があります。
こんな上司の「取り巻き」になる人もいますが、それをする必要はありません。
みっともないだけです。
同じ土俵で勝負できるだけの知識・能力を身につけましょう。
「自分に自信が持てるようにする」ことが一番の対処法に繋がります。
陰湿系 無能な上司の対処法
今は、どちらかと言うと、無能で陰湿な上司の方が多いのではないでしょうか。
特徴で挙げたとおり、自分のことしか考えていない「自分ファースト」の者です。
仕事に来るのは、お金を稼ぐためだけで、業績や部下のことなど「どうでもいい」といったオーラを出しています。
仕事に関して真剣に取り組む姿勢はなく、そのため「擬律判断」ができません。
能力がなく自分では何も決められないから、自分の考えを示さず、上に一任したり、全て部下の責任でやらせます。
また、前述したパワハラ系上司と違って、何事も「見て見ぬ振り」です。
部下がサボっていようが、仕事が停滞していようが黙っています。
誰しも「他人に嫌われたくない」という心理はわかりますが、「嫌われ役」は、全て中級幹部に押し付けます。
そのくせ、「人事面」には口を出します。
それも、感情論で…。
こんな最低な人間、最近多いですからね。
いい歳こいて、それなりの役職についているのに、「自分だけいい子」になって、他人を陥れる無能な上司が…。
こういう陰湿系の無能な上司は、同じ職場で「一緒に仕事したくない」、もっと言えば「顔も見たくない」存在です。
こんな上司の一番の対処法は、「相手にしないこと」です。
相手にするだけ、バカがうつります。
でも、上司である以上、そういう訳にもいきませんよね。
次にできる対処法は「無能な上司のレベルに合わせる」ことです。
こんな上司は「類は友を呼ぶ」ではないですが、同レベルの者とは波長が合います。
「能力がなく」「仕事がとろく」「何事も丸投げする」ような奴らとです。
これらとは、本当に仲良くしています。
仕事の話にもかかわらず、笑いながら「低レベルな会話」を続けています。
傍から見ていたらバカ丸出しですけどね。
バカに合わせる勇気があるのであれば、やってみましょう。
分かり切っていることでも、バカを装い「相談する振り」で投げかけてみてください。
喜んで、相手してくれますよ(笑)
でも、周囲からはあなたも無能だと思われるかもしれません。
人間性も疑われるでしょう。
それでも、うまく付き合って「厚遇」を受けたいならば、同レベルに合わせてみましょう。
もう一つ、若手ならいいですが、ベテランクラスは、間違っても「仕事がデキる」ところを見せてはいけません。
無能でバカの上司は「嫉妬」しますから。
嫉妬されたら、間違いなく冷遇を受けます。
無能な上司と仕事をする上で、「やってはいけないこと」の一番です。
これには、本当に気をつけください。
いろいろと無能な上司の対処法を述べましたが、無能な上司の特徴については、「無能な働き者・怠け者」の上司を参考にしてください。
無能な上司のせいで、心を病んだり、転職することはありません。
こいつらに負けないスキルを身につけましょう。
自身を持つことが、一番の対処法です。
無能な上司に負けるな!
無能な上司のせいで、イライラしたり悩むのは損するだけです。
年齢的に下剋上は無理かもしれませんが、負けてはいけません。
悩む暇があるなら、スキルアップを目指しましょう!
だから職場で報われない: いい人やめて賢く生きろ