定期健康診断でバリュームを飲んで検査した結果、胃の要精査となり、初めて胃カメラを飲んだ。
結果は、ピロリ菌がいるということで、ピロリ菌をやっつける薬を一週間飲み、約1か月経って再度検査した。
結果は、ピロリ菌を退治できていた。
ここ数年で薬がよくなり、これまで7割くらいだったのが、今は9割強の確率でピロリ菌を退治できるそうだ。
ただ、このピロリ菌は、退治しても胃に火傷のような痕が残るらしい。
次回も(苦しい)胃カメラを勧められた。
アラフィフになって初めて胃カメラを飲んだが、あれは苦しい…。
それでも、胃カメラ検査からピロリ菌を疑い、それを発見して無事退治してもらったのだから有難い話である。
問題は、ここからである。
健康診断で引っかかり、要精査になったときは健康に気を配る。
経過観察では、生活習慣を改めることはないが、さすがに要精査になるとそういうわけにもいかない。
今回も要精査になってからピロリ菌を発見するまでは、食事等に気を付けた。
(気分的に食欲もない)
しかしである。
薬を飲んだあとは「これでピロリ菌を退治できる」と聞き、気が緩んで好きなものを好きなだけ食べていた。
おかげで、体重も数キロ増え、身体が重くなってしまった。
話は十数年前に遡る。
「メタボ予備軍」に引っかかり、予防協会の人から半年間、生活習慣改善の指導を受けた。
食べ物のカロリーや、運動別のカロリー消費量等について詳しく教えてもらい、生活習慣改善のアドバイスをいただいた。
香川県(うどん県)では、昼食にうどんを食べる人が結構いる。
とは言っても、香川県民は
お昼は、みんながうどんを食べている
朝昼晩三食うどんを食べる人がいる
みんな、お風呂でうどんを食べたことがある
といった都市伝説みたいなことはやっていない(笑)
人それぞれである。
私は「昼にうどん」が多かったので、メタボ指導の際に、うどんの摂り方について教示を受けた。
うどん一玉かけうどん 404kcal 塩分4g
(かけうどんとは、つゆがあるうどん)
うどん一玉のみ 300kcal 塩分0.7g
おにぎり1個 166kcal
その時に、
うどんとおにぎりの「炭水化物✕炭水化物」は控えること
うどんのトッピングは、「天ぷら」を控え「おでん」にすること
などと、笑顔で厳しく言われた。
でも、おにぎりは控えられても、天ぷらがやめられない。
めっちゃ美味しいのだ!天ぷらが。
それに、満腹感やお得感を考えると、おでんの方に手が届かない。
それでも、指導期間中は、熱心に指導してくれていたので、「天ぷらとおでんの比率を半々くらい」にした。
やはり、親身になって指導してくれる人がいれば、「期待に応えたくなる」という気持ちが出て、継続して取り組める。
「結果にコミットしている」有名な会社も、そういう原理が働いているのかもしれない。
一人でストイックに継続してやれる人は「ほんの一握り」で、多くの人は「誰かの助け」が必要なんだろう。
指導する側の心の内はわからないが、結果を出せば何らかのメリットがあるはずだから、お互いウインウインである。
仕事等で人に頼るばかりの怠け者はどうしようもないが、まじめにやっている人は、頼ることに過剰に遠慮する必要はない。
生活習慣改善(メタボ解消)指導のおかげで、この時は、約8キロのダイエットに成功した。
指導してくれた人に感謝だ。
メタボ予備軍からも外れ、身体も軽くなったし、見た目も良くなった(?)と思う。
しかしである。
指導から外れた途端、運動も食事制限も気にしなくなった。
喉元過ぎれば熱さを忘れる
この言葉のとおりで、その後はリバウンドとダイエットの繰り返し。
うどんを食べるときにも、おでんより天ぷらをチョイスしている。
今回、健康診断で要精査が出たときも同じだ。
再検査まではビクビクしながら気をつけるが、結果何事もなかったり、治療が済めば全く気にしなくなる。
禁煙もそうだ。
健康診断で何の問題なければ、そのまま喫煙している。
何事も思いつめたり、神経質になりすぎるとストレスになる。
ストレスを溜めるまで気にするのは良くないが、あまりにも無頓着にやりたい放題にやるのはもっと良くない。
例えは悪いが、「執行猶予期間中」のように気をつけることが大切である。
何ごともなかったことに感謝し、常日頃から健康に気を配ろう!
そう思って、ダイエットと禁煙にチャレンジしたいと思う。