今週はGⅠジャパンカップである。
焦点は、昨年「無敗の三冠馬」となったコントレイルの取捨。
昨年の菊花賞を制して無敗の三冠馬になった時は、どこまで強いのかと思ったが、それ以降は勝ち星がない。
昨年のジャパンカップ(2020.11.29)では、アーモンドアイの2着。
明け4歳となった今年初戦の大阪杯(2021.4.4)では、道悪とはいえ、レイパパレの後塵を拝して3着。
今秋の天皇賞(2021.10.31)では、3歳馬のエフフォーリアに1馬身離されての2着。
歴代三冠馬のディープインパクトやオルフェーヴルと比べると、どうしても見劣りする。
巷では、最弱の三冠馬であるとか、コントレイル世代(現4歳)は、近年で一番弱い世代であると言われている。
引退レースとなる今回、汚名返上して、引退の花道を飾ることができるのか?!
私の答えは、希望的観測も交えて「イエス」とした。
別にコントレイルが好きなわけでもなく、憐れみを感じているわけでもない。
どちらかと言えば、応援したくないくらいだ。
ディープインパクトのように飛び抜けて強すぎる馬は、馬券が安すぎておもしろみがないが、その走り(勝ち方)には感動を覚えた。
オルフェーヴルも同じだ。
日本馬の悲願である「凱旋門賞勝利」に、あと一歩の2年連続2着。
また、ラストランとなった有馬記念のぶっちぎりの勝利は、鳥肌が立つほど感動するものであった。
コントレイルには、それがない。
優勝した三冠レースの日本ダービーと菊花賞は、周りがお膳立てしたようなレースで、それほど強いとも思えない。
天皇賞(秋)で破れたエフフォーリアがジャパンカップに出てきたならば、おそらく勝てないだろう。
でも、エフフォーリアは今回出てこないし、コントレイルに勝ってくださいと言わんばかりのメンバー構成だ。
昨年敗れたアーモンドアイは引退しているし、現役最強馬だと思うクロノジェネシスも出てこない。
どう見ても今回は相手に恵まれているし、「お膳立て」の匂いがプンプンする。
それでも、トップを走り続けることは、どんな世界においてもしんどいものだ。
人間の世界では、落ち目になるとみんなが離れていく。
驕り偉ぶった振る舞いが招いた結果なら仕方ないにせよ、それでもいい時だけハエのようにたかり、用済みになれば恩も忘れるような奴らは見ていて気分が悪い。
コントレイルには、ぶっちぎりで勝って、陰口を叩いた奴らを見返してほしいものだ。
このメンバーなら、それができる!
馬券の方は、コントレイルの相手に「強い3歳世代」の
シャフリヤール(ダービー馬)
ユーバーレーベン(オークス馬)
の2頭。
ジャパンカップということで、海外の招待馬3頭が出走するが、東京競馬場の芝生をゆっくりと楽しんで回ってきておくれ!
花道を飾れ、コントレイル!
先週のマイルチャンピオンシップは、グランアレグリアが見事有終の美を飾りました。
相手も強い3歳馬で決着し、馬券の方は本線でゲットしました。
今回は、コントレイルに花道を飾ってもらいましょう!