一年ぶりに生まれ故郷の「広島」に渡り、自然を満喫して心身の充実を図ってきました。
島の魅力(前編)、島の魅力(後編)に書いたとおり、島で食べた手作り弁当は「贅沢の極み」でした。
一方で、広島行きのフェリーに売店がないことや、島に商店や食事するところがないというのは、不便かつ淋しい感じがしました。
逆にポジティブに考えて、ここで「たこ焼き屋」や「弁当屋」をすれば、島民も来島者にとってもありがたい話ではないかと、ふと思いました。
真剣にこれらを「開業しよう」とか「儲けになるのか」等を考えているわけではありませんが、気になったので開業に必要な資格を調べてみました。
開業に必要な資格
結論から言えば、たこ焼き屋も弁当屋も、「食品衛生責任者」という資格があれば開業することができます。
店舗には、必ず食品衛生責任者または、調理師などの有資格者を配置することが必須条件となっています。
どちらの資格も持っていなくても、食品衛生責任者講習会に1日参加すれば取得可能です。
ただし、弁当を仕入れて販売するような形態では、食料品等販売業の資格が必要です。
あとは、一般の飲食店と同様に、開業するには所轄の保健所に営業許可の申請をして、その許可を得る必要があります。
夏場の海水浴客を相手に、たこ焼き屋の傍ら「かき氷も!」と思って調べたら、これも同じく食品衛生責任者の資格があれば🆗です。
本当に役立つ資格
本当に役立つ「国家資格」を調べてみると
- 登録販売者
- 宅地建物取引士
- 保育士
- 土地家屋調査士
- 中小企業診断士
などが出てきます。
また、就職や転職、社内で役立つ資格については
- 宅地建物取引士
- 中小企業診断士
- 税理士
- 電気工事士
- 簿記検定
- 危険物取扱者
- 消防設備士
などが当てはまります。
私事ですが、上記に挙げたどの資格も持っていません。
持っているのは、ほとんど仕事に役立つことはない
柔道三段
書道二段
将棋アマ初段
英検三級
アマチュア無線資格
などで、書いていて恥ずかしくなります。
どれか一つでも極めていれば、生活の糧になるかもしれないのに…。
何かを極めるということは、いろんな意味で大切だと痛感しています。
職場で取得すべき資格
どこの職場でも、時代の流れに沿った資格の取得を求められます。
それも、年齢や適性というものは関係なく、ほぼ全員といった感じで。
具体的には、情報やサイバーのセキュリティ関係などです。
俗に言う「おいしい話」は出来レースでアンフェアなのに、どうでもいいことは「平等」にやらせようとします。
でも、ハッキリ言って無駄です。
その資格を生かすことができるのは、一握りの人間だけですから。
その他大勢にとっては、資格の証明書をもらったとしても「ただの紙切れ」に過ぎません。
私的に役立つものならまだしも、公私ともに役立つものは、ほとんどありません。
結局のところ、専門的にやる人が取得すればいいだけの話です。
「どんな資格でも取って無駄なものはない」という方もいるでしょう。
「どこで役に立つかわからない」「スキルアップになる」「自己管理能力が身に付く」「社内で評価される」などと言って。
一理あるかもしれませんが、私の趣味程度の資格と同じで、それを極めて活用できる人でなければ、仕事上で役立つことはありません。
資格取得ための勉強時間も無駄となります。
一昔前には、手書きからワープロ、パソコンになった時に「わしはこんなもの使えん」と言って、全く触ろうとしなかった先輩方もいました。
今でも、退職まであと数年というベテランの方に、パソコンをロクに扱えず、メール機能も使いこなせないという人もいます…。
ただ、これは資格ではありませんので…。
資格を取得するのに、年齢は関係ありません。
でも、例えば、アラフィフになって医師免許や弁護士資格を取得した人に、仕事を依頼したいと思いますか?
それを取得した経緯に「人間的な感動を覚える」ことはあるかもしれませんが、自分や身内のことで、仕事をお願いすることはないでしょう。
やはり、信頼してお任せするには「キャリア」も必要ですから。
だから、職場では、年齢や適性に応じて資格を取得させればいいと思います。
経験談で言うならば、資格取得で肝心なことは「一人で何かを始めるときに役立つか」ということです。
「〇〇隊」のように、入隊して「特殊免許」等を取得すれば、仮に除隊したとしても次に何かを始めるときに役立つことでしょう。
職場で「前へならえ」で無駄な資格を取得する必要はありません。
職場で取得すべき資格は、将来、私的に役立つものを選択しましょう。
本当に役立つ資格を取得しましょう!
仕事のことだけを考えて資格の話を展開しました。
趣味や人生に役立つ資格を否定するものではありません。
それを踏まえて、本当に役立つ資格を取得しましょう。