
愛媛県でのゴルフ⛳の後、お世話になった「○○長」にご馳走してもらった。
「所変われば品変わる」ではないが、海の魚も食べる種類が違う。
生まれ故郷の島(うどん県)でよく釣れる「ベラ」
見た目は熱帯魚みたいで、料理するのは「ちょっと…」と思うが、白身魚で美味しい。
うどん県では、普通に食べる魚であるが、愛媛県では「猫またぎ」と言って、猫も食べないと聞いたことがある。
実際はどうなのか聞いてみると、愛媛県も広いので食べる地域と、それこそ「猫またぎ」と言って食べないところもあるらしい。
潮の流れで、身が引き締まったり、脂がのったり、餌が変わるので、魚の味も変わるのだろう。
同じ魚であっても不思議なものだ。
まあ、それを言えば、クジラやタコ、カニなどを、食べる国もあれば食べない国もある。
文化の違いもあるが、選り好みできるということは、それだけ食べるものがたくさんあるということだ。
そのことに感謝しなければならない。
どこかの国のように、戦争するなんて、感謝の気持ちを持たない傲慢な奴らがすることである。
さて、ゴルフ⛳ではクラブまで調達してもらったのに、夜の料理も接待してもらった。
ほんとに「人がいい」、太っ腹で、おもてなしすることに喜びを感じる人なのであろう。
愛媛県今治市で、お勧め料理を食べさせてもらった。
美味しい魚・貝等を食べさせてもらったが、特に美味しかったもの3選。
まずは、ウマヅラハギの薄造り(刺身)である。

ハギは、「身は捨てても肝は棄てるな」と言われるが、このハギの刺身は?!
めちゃくちゃ美味しい!
肝を醤油?で溶いて、刺身につけて食べるとこれまた絶品である。
昔、小さなカワハギをよく釣ったが、刺身にできるサイズは釣ったことがない。
肝と煮付けで十分美味しいのだが、刺身も抜群に美味しかった。

続いては、ニシ貝。

サザエより大きく、身はコリコリして美味しい。

昔は島でよくサザエを食べたものだが、最近はほとんど食べたことがない。
だから、味の違いを比較できないが、どちらも美味しいことは確かである。
食感も味も「アワビ」よりいい!
高級アワビを食べたことがないかもしれないけれど(笑)
渦巻きの肝の部分も、これまた絶品だ。
人によっては、この部分を食べれない人もいるが、もったいない話である。
まあ、おかげでほとんど頂いた(笑)
次は、オコゼのお造り(刺身)。

これは初めて食べる。
オコゼといえば、島育ちの私も小さいオコゼを釣ったことがある。
何も知らずに釣り上げて手で掴んだところ、思い切り刺された。
強烈に痛くて、釣り道具を放ったらかして、家に帰って手当てしてもらった記憶がある。
もちろん、食べられないオコゼだ。
出されたオコゼは、深海魚みたいなものだろう。
普通に波止場等の陸から釣れるものではない。
尾頭付きであるが、やはり見た目は…。

でも「オコゼは高級魚」と言われるとおり、食べたら抜群に美味しい。
この姿形で、これほど美味しいとは!
刺身を食べた後、「味噌汁」にしてもらった。

メバルの味噌汁は格別だが、このオコゼの味噌汁も最高に美味しかった。
うどん県で、これほど美味しい魚料理はめったに食べたことがない。
もちろん、高級料理屋に行けばあるのだろうけれど。
アラフィフで、まだまだ「魚より肉」と思っていたが、美味しい魚料理をあまり食べていなかったからかもしれない。
ここに挙げた三品は、初めて口にしたからかもしれないが、めちゃめちゃ美味しかった。
うどん県には、オリーブハマチやブリという養殖ものがある。
何でも天然物が一番だと思っていたが、実は養殖(ようしょく)の方が美味しい。
魚料理は「和食」であるが(笑)
考えみれば、肉でも野菜でも人間が試行錯誤しながら手を加えた物の方が美味しい。
そう思っていたが、こちらの魚と貝料理を頂いて、天然ならではの美味しさを堪能させてもらった。
何事も、自然でシンプルなものが良いこともある。
あれこれ考えすぎないということも、時には大切だ。
魚料理の後、安くて美味しい焼き鳥の店に案内してもらった。
今治城のすぐ近くのお店である。

愛媛県名物の「今治焼き鳥」である。
「鶏皮」を鉄板で焼いたもので、串に刺さっていない。
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鶏皮と言っても、しっかり身(肉)がついている。
少し甘ったるいタレが絶妙。
おにぎりに付けて食べると美味しいらしい。
丼でも良さそうだ!
唐揚げではない「せんざんき」(骨付き肉を使った揚げ物)」を頂いて、お腹いっぱい!
これも美味しかった。
島で食べたお弁当に引き続き、ご馳走三昧。
美味しいものを食べられるというのは、幸せなことである。
今回の魚料理は、生まれ故郷の島では釣れないが、また釣りがしたくなった。
のんびり釣りに行ってみよう。
美味しい料理をご馳走してもらって、感謝である。
