高梨沙羅選手はインスタグラムで、失格について誰のせいにすることもなく、全て自分の責任として謝罪していた。
あまりにも痛々しく「一人で背負わなくても」と思ってしまうが…。
高梨選手は、「心技体」の全てが備わっている「凄い選手」であることがよくわかった。
世の中には、何でも人のせいにするヤツや、「テイカー」と呼ばれる与えられることだけしか考えていないヤツがたくさんいる。
「ギバー」「テイカー」「マッチャー」というのは、人間の思考と行動を3タイプに分類した言葉である。
アメリカウォートン・スクールの組織心理学を専門に研究するアダム・グランド教授によって提唱されたものだ。
「ギバー」とは、他者を中心に捉え、相手が何を求めているか注意深く考えるタイプの人だ。
与えることに対し、見返りを期待することもなく手を差し伸べる、「奉仕をする人」である。
このギバーには、「他者利益には興味関心があるが自分の利益には無頓着」なタイプと、「他者利益と自己利益の双方に興味関心がある」タイプの二つがあるそうだ。
「テイカー」は、常に多くを受けとろうと行動するタイプの人だ。
相手が望んでいることよりも自分の利益を優先していくタイプで、自分が他人よりも上にいたいという欲が強い。
「マッチャー」は、ギバーとテイカーの中間で、常に公平という観点に基づいて行動する。
与えられなければ与えないし、何かをしてもらったら恩を返すというタイプだ。
この3タイプのうち最も豊かになれるのはギバーであり、最も豊かになれないのもギバーである。
豊かになれないギバーは、人がよすぎてテイカーに搾取されまくるのだ。
このテイカーは、「人当たりがいい」そうなので、十分注意してほしい。
今回のオリンピックでは、スキージャンプだけでなく首をかしげたくなる判定(失格)が目立つが、これも運に左右されているのだろうか?
今年の運勢は、占いの世界では「2月の旧正月や節分から始まる」と言われている。
2月に神社仏閣にお参りして、御守りもその時に買うといいそうだ。
と言うことで、先日、近くのお寺を参拝した。
コロナ禍前の年末年始には、大行列ができていたが、本日参拝している時に会った人は3人。
そのため、ゆっくりと参拝することができた。
神社仏閣は、マイナスイオンが出ているのか心が洗われる。
年始にひいたおみくじは「末吉」で、今回は「吉」。
おみくじの大半は、忖度で「大吉」が多いと思っていたが、どうやらそうでもないようだ。
おみくじに書かれていた字は「美」であった。
心を美しくするように書かれている。
心に余裕を持って、常に大きな心で他人に親切にしなければならない。
ただ、世の中には高梨沙羅選手のような人もいれば、天狗になって勘違いするようなヤツもいる。
そして、そこら中に「テイカー」がいる。
人を見る目を養いながら、心の美しい人になりたいと思う。