7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー著
会社、家庭、個人、人生のすべて
成功には原則があった
この本だけは、一度は読んでおいたほうがいい。
若いうちに読んだほうがいいと言うことは間違いないが、歳は関係なく、今どんな環境に置かれている人でも読むべき本だ。
開運も含めて、いろんな効果が期待できる断捨離をしていたら、書棚の奥からこの本が出てきた。
1996年に初版発行となっているが、いつ買ったかは覚えていない。
ところどころに、赤いアンダーラインを引いている。
一度は読んだことがある証左であるが、内容は全く覚えていない。
と言うことで、本文が約500ページ近くある同書を読み返してみた。
考え方や習慣、人間らしい生き方を営む術(すべ)を示してくれている。
一度読んでおきながら、忘れてしまっているのは本当にもったいない。
「耳にタコができるよ、そのセリフ」って言われるかもしれないが、毎度のことで本当に申し訳ない。
この本の内容を理解して実践していれば、「考え方」と「習慣」で生き方が全く変わっていただろう。
人間関係や社会の仕組みに、悩んだり、イライラしたり、悲しくなった時の「感情のコントロール」も違っていたはずだ。
少なくとも、自他を攻めて「無駄な時間を費やすこと」は、かなり軽減されていたことだろう。
第一の習慣 主体性を発揮する
第二の習慣 目的を持って始める
第三の習慣 重要事項を優先する
第四の習慣 WinWinを考える
第五の習慣 理解してから理解される
第六の習慣 相乗効果を発揮する
第七の習慣 刃を研ぐ
どの習慣の項目を読んでも、これまでの人生における反省すべきものが浮かび上がってくる。
それに加えて、何かを始める行動力や、何ごとも継続させるモチベーションというものが湧いてくる。
最近は、手段ではなく、早急な結果を求める傾向にある。
例えて言うなら、
今すぐお金持ちになりたい
だから、株でもFXでも投資でも何でもいい
手っ取り早く儲かればいいから、やり方を教えろ
という感じだ。
それでお金持ちになって幸せか?というところは抜けている。
本のサブタイトルに「成功には原則があった!」と言うのがある。
この本に示されている習慣を実践して、何もかも成功するかどうかはわからない。
ただ言えることは、明確な目的を持ち、人間らしい生き方を実践することで、無駄な悩みを抱えることや後悔することは減るだろう。
反対に、この習慣を知らずがむしゃらに或いは、怠惰に過ごせば、将来「何をやってきたのだろう」と後悔することがあるかもしれない。
アラフィフになって読み返してみて、考え方と習慣を「軌道修正」する意欲が出てきた。
歳は関係ない。
ぜひとも、一度は読んでもらいたい本である。
お勧め!
手っ取り早く成功するための手段を示したものではありません。
習慣と人間性を重視しています。
本当の成功って、何なんでしょうね。