先日のブログで、間近にどんぐりの木があることに気が付かなかったと書いたが、本当に意識して見ないと知らないことがたくさんある。
つい先日、Instagramで「赤い実のなる千両と万両」の写真をアップして、詳しく説明されている方がおられた。
グッドタイミングと言うか、どんぐりに気が付かなかったので家の庭にどんな植物があるのか、よく観察してみようと思っていたところだ。
我が家の庭にも、「赤い実のなる植物」が何本か植えてある。
これまで20年も住んでいながら、親父が植えてくれた植物について「何も分かっていなかった」ことに愕然とする。
それに気が付かないほど「一生懸命に働いていた」なんて言葉は、自慢ではなく、むしろ恥ずべきことだ。
心が亡いで「忙しい」であるが、心に余裕がないというのは、何をやるにも良い結果を生まない。
さて、庭を意識して見渡してみると、これまでボヤッと見ていた植物が鮮明に見えてくる。
恥ずかしい話、「こんなところに赤い実がなっている」と、今更ながら発見したものもある。
この木の下には、別の植物が赤い実をつけている。
同じ赤い実がなっているのに、それぞれ違う植物であることにも気が付いた。
これまた恥ずかしい話であるが、植物の名前が分からない。
そりゃそうだ、存在にすら気が付いていなかったのだから…。
イチゴやユスラは、「赤い実を食べる」ので存在も名前も知っている。
キノコ🍄を採って食べることはないが、もしキノコを裏山で採ってきて食べるのであれば、「何というキノコで、毒はないのか」等を調べることだろう。
ふと、「漫画ワンピース」に出てくるチョッパーの悲しく切ない話を思い出してしまった。
この赤い実を食べないからと言って、「この植物の存在も名前も知らないでいい」ということにはならない。
自分の庭にある植物くらいは知っておかないと、無知ではすまされない恥ずかしいことだ。
加えて、心に余裕を持つことと、意識してものを見る習慣を身に付けなければならない。
インスタに載せていた人の受け売りであるが、「千両」と「万両」について少々。
千両(センリョウ):センリョウ科
葉がギザギザ
名前の由来は、①葉の上の方に赤い実をつけるので、鳥に食べられやすく「万両」より実が残らないから②葉が小判に似ているから③赤い実が美しく「値千金」だから
万両(マンリョウ):サクラソウ科
葉が波形
名前の由来は、「千両」よりも実が大きく、実の数も多くて豪華なので、「千両」よりも上の「万両」と名付けられる
どちらもたくさんのお金を思い起こさせることから、縁起のいい「商売繁盛」の植物とされている。
とても縁起のいい植物なので、自宅の庭や鉢植えで育ててみてはいかがでしょうか!