一匹狼とは、「群れから離れて単独で放浪するオオカミ」のことです。
人間で言えば、「組織に頼らず、自分の力だけで行動する人」のことを言います。
「一匹狼」の人っていますよね。
いつの時代にも、どこにおいても。
学生時代にもいました。
別に嫌われているわけでもなく、いろんな意味で「ターゲット」にもならない。
自ら一人を好んでいるのか、それとも、一匹狼が醸しだす雰囲気で周りがそうなるのかわかりませんが。
一匹狼の人って、学生生活は楽しかったのでしょうか?
大きなお世話ですけどね。
仲間外れにされないように人と合わせたり、やられたらやり返すようなことを経験した私にとって、一匹狼はリスペクトできます。
煩わしい人間関係を回避して、絶妙の距離感を保って、一人でなんでもやるのですから。
ただ、一匹狼の人に、友達と言える人はいたのでしょうか?
これまた大きなお世話ですけれど。
社会に出て何年も経つと、職場の付き合いばかりで、学生の頃の友人とは疎遠になります。
ただ、何年かぶりに連絡して、昔に戻ったように助けてくれる友人はありがたいものです。
幾つになっても、不義理せずに大切にしないといけませんね。
職場の一匹狼
職場に一匹狼の人いませんか?
最近は減ったかもしれませんが、昔は何人かいました。
職人気質というのですかね。
怖いイメージがあって、声もかけづらいような人。
今で言うパワハラではないのに、なんとなく近寄りがたい存在です。
それでも、「いい仕事をしている」と感じとれるので、憧れることもありました。
今思うと、一匹狼の先輩は、職場でどんな心境だったのでしょう。
悔いのない満足できる仕事人生だったのでしょうか?
これもまた、大きなお世話ですけれど。
一匹狼のメリット
職場で一匹狼でいるメリットはこんな感じです。
- マイペースで仕事ができる
- 付き合い残業や飲み会も減る
- 煩わしい人間関係がない
- 難しい仕事を振られない
- 若手の一部からリスペクトされる
傍目からみて、こんなメリットが思い浮かびました。
何よりいいのは、人間関係の部分でしょう。
無能な上司や怠け者と直接的に関わらないことで、イライラすることなければ、悩むこともありませんから。
無理して人に合わせたり、巻き込まれたりすると本当に疲れます。
そういう面で、一匹狼の人は「楽かな」って思います。
一匹狼のデメリット
デメリットはこんな感じです。
- 何でも一人でやらなければならない
- 相談相手がいない
- 弱音を吐けない
- 上司からは毛嫌いされる場合がある
- トップまでは昇進できない
やはり、一匹狼である以上、何事も人に頼らず一人で完結させなければならない(と思う)でしょう。
無闇矢鱈に相談もできません。
プライドがあって、弱音を吐くこともできないでしょう。
一匹狼と言えど、信頼できる同士が居たらいいですけどね。
一匹狼の人は、決して組織(職場)が嫌いなわけではなく、仕事もキッチリやります。
それでも、上司によっては毛嫌いされることがあります。
無能な上司は、自分の思い通りに動かない者や周りから人気がある者を嫌いますからね。
決して、一匹狼の人を褒めたたえることはありません。
「あいつは一匹狼だから」と揶揄(やゆ:からかうこと)して、周りに悪口を吹聴します。
無能な上司ほど、プライドが高く「自分が一番」でないと気が済みませんから…。
一匹狼の人に(仕事面で)脅威を感じているライバルやイエスマン、それに怠け者は無能な上司に追従(嫌う)します。
そんな上司たちがいるので、一匹狼でトップクラスまで昇進している人は見たことがありません。
本人は、「自由にできる役職でいい」と思っているかもしれませんが。
一匹狼のメリット・デメリットを挙げてみました。
一匹狼のように生きてみたいですか?
人間関係にほとほと疲れている人は、一匹狼のような生き方も有りかなと思います。
一匹狼の生き方も参考に!
人間関係や仕事の悩みを引きずるタイプの人は、一匹狼に憧れるかもしれません。
かと言って、誰にも相談できずに、一人でなんでもやるのはしんどい。
何ごともバランスが大切ですね。