庭・畑づくり

庭師!

台風一過、秋晴れのもと庭の木の剪定をした。

シルバーウィークだというのに、コロナ禍でどこへも行けない。

そうかと言って、こんな状況でわざわざ行きたいとも思わない。

ステイホームでゴロゴロしていたらプクプクになるので、運動がてら庭を綺麗にすることに。

結論を先にいうと、剪定「軽い気持ち」で出来るほど楽なものではない

もう一つ、「簡単そう」にみえて簡単にできるものではない。

だから、表題のとおり「なんちゃって庭師」になってしまった。

庭に豪華な木があるわけでもないので、庭師さんはお呼びではなく、毎年一回、シルバーさん(二人)に剪定をしてもらっていた。

今年は、私がやる。

匠(たくみ)と呼ばれるレベルまではいかないにしても、他人にできて自分にできないことはない。

そう思って、剪定をすることに。

道具は、剪定バサミ生垣バリカン

剪定バサミ
生垣バリカン

電化製品でも作業道具でも、一度使っただけで押入れや納屋にしまったままの物がある。

また、年に一回くらいしか使わない物もある。

餅つき機と、生垣バリカンがまさにそれで、ほとんど使ったことがない。

隣近所、「持ちつ持たれつ」でお互いレンタルすればいいのだが、昔とは違って、そういう付き合いも希薄になっている。

誰もが、プライバシー最優先で、周りに干渉されることなく付き合いのない生活を望んだ結果なのだから、仕方がないけれど。

大掃除と断捨離をしていると、処分に迷うものが出てくる。

振り返ってみると、見栄をはって、ほとんど使うことのない物を買っている。

記念の品はともかく、ほとんど使っていない物は、もったいない気がして処分に迷う。

今の時代、何でもレンタルで十分間に合うし、予算的にも助かる。

少し論点は違うけれど、高齢ドライバーの免許返納は考えた方がいい。

田舎で車のない生活は不便極まりないが、安全面と予算面を考えると免許返納も有りではないか。

免許返納で車を持たなければ、維持費や保険料といったランニングコストが浮く。

自治体によっては「免許返納の特典」もあるし、余裕でタクシーを利用できるのではないかと思う。

剪定に使用する「生垣バリカン」から、話が脱線してしまった。

今回剪定する木は、「ツツジ」「サツキ」「ツゲの木」の3本

高所恐怖症なので、まずはツツジサツキから。

ツツジ(before)
サツキ(before)

まずはツツジから開始。

剪定バサミは仕上げに使うだけで、生垣バリカンでカット。

このバリカンはよく切れる。

剪定バサミを使うと、やっている途中から腕が上がらなくなり、翌日は筋肉痛になる。

その点、このバリカンは超便利。

あまり使っていなかったのが、もったいないと感じる。

やっていると、なかなか楽しいものだ。

暑くてしんどいけれど…。

コードを切らないように注意しながら、やること約30分。

できた〜!

ツツジとサツキの剪定完了。

ツツジ(after)
サツキ(after)

ところで皆さん、ツツジとサツキの見分け方、わかりますか?

ツツジの葉は柔らかくて、サツキの葉は硬い

ツツジの葉は裏に毛が生えて、ふわっとしている

サツキの葉は光沢があり、ツルツルとしたさわり心地である

ツツジの開花時期は4月から5月初旬くらいまで

サツキはツツジの花が終わる頃から開花が始まる

続いてはこちらのツゲの木

ツゲの木(before)

これはヨイショがいる。

高所恐怖症の私に、上段の部分を剪定できるのか。

下段からやっていく。

上段になるにつれて、バリカンを持つ手が疲弊していく。

ふーーー。

ちょっと休憩。

人間の集中力が継続できるのは「約50分」。

ここで休憩を挟むことで、再び集中してやれる。

ツゲの木(途中経過)

思っていたよりハードだ。

脚立に乗ってやると、いろんな筋肉を使う。

そして、ぎごちない。

最上段は、ツンツン枝が伸びたままだ。

別段、盆栽コンクール等に出店するような類いでもないから「そこそこ」でいいか。

再開して約1時間、通算して概ね4時間で剪定完了。

まだまだ「納得がいかない」ところがあるが…。

切った枝を集めて掃除をするのが「これまた大変」なので、この辺にしておこう。

ジャジャ~ン!

ツゲの木(after)

ジャジャ~ン! と言える出来栄えではない。

水を飲みながら剪定した木を眺めてふと思う。

庭師は「芸術家」だなと。

剪定する木だけではなく、庭全体の調和も考えて庭を奇麗にするのだから。

私も素人にしてはセンスがあるのでは?

夕方に撮影

庭師さんが見たら0点やろな〜。

それでも、何ごとにもチャレンジして、少しずつ上達させればいい。

リスクを冒さないことこそ最大のリスクだ!

秋風が吹いているとはいえ、まだまだ暑い。

でも、労働した後のこの秋風が心地いい!

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