趣味を楽しむことはいいことだ。
少なくとも、やっている間は嫌なことも忘れられるし、少年のような心で夢中になれる。
スポーツ系で上手くできないとストレスが溜まることもあるが、何もやらないよりはずっといい。
何もせずに、不安や怒りの種を頭に巡らせてブルーな気分になるより、ずっと健康的でもある。
それでも、昔夢中でやっていた趣味を、社会人になってやめてしまう。
仕事や家庭の事で頭がいっぱいになり、時間的にも経済的にも余裕がなくなるからだろう。
世の中、何ごとも「人・物・金」で回っているので、趣味というものはこれらがうまく噛み合わないと後回しになる。
とは言いつつ、本当のところは「心の余裕」かもしれない。
歳を重ねるにつれ、「攻める」ことに臆病になり、「守り」に入ったり「保険」をかけたりするようになる。
もちろん、仕事に支障が出るほど遊んで、周囲に迷惑をかけることは論外だ。
自己管理能力を問われることにもなる。
また、若い頃のように徹夜で麻雀をしたり、明け方まで飲み歩くのは、体力的にも無理がある。
それでも、好きな趣味までやめてしまうことはもったいない。
趣味でリフレッシュして鋭気を養うことは、心身ともに健康になれる。
ゴルフ、競馬、将棋、麻雀、パチンコ、麻雀、カラオケ、釣り
ギャンブルを除けば、平均点以上のスキルはある。
パチンコと競馬が趣味と言えるかどうかは別として、ギャンブル系以外は「人」が集まらないとできないものがある。
それが、一人で遊べるギャンブルに走る大きな要因となる。
一人カラオケもできるかもしれないが、練習ならともかく、一人歌って楽しいものではない。
「物」の面で言えば、経験上、ゴルフが一番道具を揃えなければならない。
最初に揃えた物をずっと使えばいいのだが、新しくモデルチェンジしたり、クラブが合わなかったら何度も買い換えてしまう。
それにプラスして、私のようにOBを連発する人にとっては、ゴルフボールもバカにならない。
あとは「金」。
ギャンブル系で負ければ一番お金がかかるのは言うまでもないが、将棋以外は、どれもそれなりにお金がかかる。
やはり、「人・物・金」は、趣味に影響する。
しない(don't)のか、できない(can't)かは、人によって違うけれど。
それでも、職場と自宅の往復のみで、休日はゴロゴロするというのは、ソーシャルの付き合いもなくさみしいものだ。
出世する人の共通点で、役員まで昇る人は「趣味を極める」というのがあった。
出世はともかく、コロナ禍になる前から職場に無趣味の部下がいた。
若手にも関わらず、仕事に生かせる趣味を薦めても、「お金がない」等と言って何もやらないやつだ。
覇気がないから仕事もやらない(できない)し、人間的魅力もゼロ。
こんな奴はどうでもいいが、趣味は仕事にも生かせるし、人間の幅を大きくする。
(接待○○○は面倒だが)
ワーク・ライフ・バランスと言われる時代になったのだから、趣味を見つけて(復活させて)楽しもう。
個人的な話であるが、約20年ぶりに釣りをした。
釣りを復活させて、1回目はマダイ、2回目はカレイを釣り上げた。
釣り道具の竿とリール(釣り糸を含む)は、二十年以上も前に使っていた物だ。
十分使用できたし、実際に魚も釣れた。
「弘法大師は筆を選ばず」と言うが、別に新しい物を揃えなくても全く問題ない。
(ちょっとニュアンスが違うか?!)
釣りの欠点を言えば、楽しすぎることだ。
また釣りに行こう!
そう思って、小物(釣り針、フィックスパイプ、三脚)だけ買ってきた。
仕掛けも作ったので、あとは釣るだけだ。
趣味は、やる前から気分が高揚する。
そして、やると楽しい。
仕事(職場や上司)に尽くすとか、無気力に生きるのはもったいない。
趣味を楽しみ、仲間との和を広げ、人生を謳歌しよう!