寄らば大樹の陰!
※「身を寄せるならば、大木の下が安全である。同じ頼るならば、勢力のある人のほうがよい」というたとえ。
職場などで、権力者の派閥があれば、そこに仲間入りするのが得策である。
今は派閥という言葉は使わないかもしれないが、マウントをとる人間を中心とするグループは、どこの世界にも存在する。
職場では、そのグループが大きければ大きいほど、そこに属している者は、目に見えない力で厚遇を受ける。
グループに属していない者は平均的な処遇、グループから嫌われた者やライバルは冷遇を受ける。
「〇〇友」のようなサークルでは、嫌がらせを受けるかもしれない。
さて、本題の競馬の話であるが、馬券を購入するうえで競馬サークル内の力関係は最低限、抑えて置かなければならない。
競馬ファンなら周知の事実であるが、現在の日本競馬界は「社台グループ」の独り勝ちである。
昨年(2020年)の馬主リーディングを見てみよう。
- サンデーレーシング(社台グループ)
- シルクレーシング(社台グループと提携)
- キャロットファーム
- 社台レースホース(社台グループ)
- ゴドルフィン
ちなみに、2019年、2018年も「社台グループ」のサンデーレーシングが断トツのトップである。
昨年の2位は、女傑アーモンドアイを所有していたシルクレーシング。
こちらは、「社台グループ」と提携している。
ちなみに、アーモンドアイは「社台グループ」のノーザンファーム生産馬である。
数年前、JRAのG1レースは「社台グループの運動会」と揶揄されることがあった。
- 社台ファームやノーザンファームの生産馬
- 社台レースホースやサンデーレーシングの所有馬
- 社台スタリオンステーションの種牡馬の産駒
など「社台グループ」に関係する馬がG1レースの上位を独占していたからだ。
これは、今も変わりはない。
日本人は基本的に「判官贔屓」である。
※ 判官贔屓とは、第三者が不遇な者や弱者に同情すること
私は、強い者が権力を振りかざし、寄ってたかって弱者をないがしろにするのが大嫌いだ。
寄らば大樹の陰という言葉も好きではない。
そのため、職場では「一匹狼」ではないがグループに属することはなかった。
冷や飯を食ったとまではいわないが、厚遇を受けた記憶はない。
こんな性格であるから、競馬においても、数年前まで「非社台の馬」を心情的に応援し、馬券も買っていた。
結果は言うまでもない。
馬券をことごとく外したのは、これが大きな要因である。
冷静に考えれば分かることだが、「社台グループ」を嫌う理由はどこにもない。
競馬界に携わっているわけでもないのだから。
平成9年、北海道の「社台スタリオンステーション」を訪問した際には、トウカイテイオーに会わせてもらった。
どこの所有馬であろうと、純粋にサラブレッドが好きで、純粋に競馬を楽しんでいた。
社会に揉まれる中で、いつしか強者を気嫌いするようになったのかもしれない。
「社台グループ」は、今は独り勝ちしているといっても、ここまで来るには関係者の血の滲む努力と苦労があったはずだ。
ずっと、世界に通用する強い馬づくりに取り組んでいる。
日本の馬が凱旋門賞を勝つ!という夢を見させてくれる。
日本競馬界で寡占状態であろうが、我々競馬ファンにとっては、敵ではなくリスペクトすべき存在である。
結論であるが、馬券を購入するにあたり、「社台グループ」に対する無意味な感情を持つ必要はない。
実際、2021年春のG1では、「社台グループ」の馬(サンデーレーシング所有馬、ノーザンファーム生産馬)を軸に馬券を購入し、NHKマイル、日本ダービー、安田記念などの馬券をGETした。
☆ NHKマイルにあっては(有)サンデーレーシングが1〜3着独占
馬券で勝ちたければ、寄らば大樹の陰!だ。
今一番勢いがあり、最大勢力の「勝ち馬」に乗ればいい。
「社台グループの馬」と「自分が本当に強いと信じる馬」を買うことが勝利への近道である。
寄らば大樹の陰!社台グループ強し!
馬券を当てればいいのです。
強い馬がどこのグループの馬であろうと関係ありません。
日本の馬が凱旋門賞を勝つ!これこそ夢とロマンです。
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