私が競馬(JRA;日本中央競馬会)に出会ったのは、大学時代に京都で過ごしていた1988年(昭和63年)に遡る。
その年の秋、友人が私の下宿先を訪れ、天皇賞(秋)を見ようとテレビをつけた。
友人が何やら熱く語っているのを横目に、私は、ぼーっとテレビを見ていたのだが。
そのレースを見て衝撃を受けた。
それは、芦毛の怪物「オグリキャップVSタマモクロス」の天皇賞であった。
レース前、友人からこの2頭が強いと聞かされていたが、そのとおり、1着タマモクロス、2着オグリキャップ。
配当は、「枠連1ー6 240円」であった。
テレビ越しではあるが、この2頭の勝負は本当に凄かった。
サラブレットは「人間が作り出した最高の芸術品」と言われるが、この時、すぐにでもサラブレットを見たくなった。
そして、競馬(馬券)もやりたくなった😁。
京都(淀)競馬場へ足を運んだのは、この天皇賞(秋)を見てから、それほど時間を要していない。
その日から、私の競馬人生が始まった。
初めて京都競馬場を訪れた時、田舎者の私には、その広さと美しさに圧倒され、高揚感が半端なかった。
パドックに出てきたサラブレットを見て、G1ホースでもないのに「綺麗!」、「目が可愛い!」、「脚が細い!」、「毛艶がピカピカ!」、「カッコいい!」と幼い少年のように感動した。
それから大学在学中の4年間で、さらにカッコいいサラブレットをたくさん見てきた。
「四白流星」の天皇賞馬ヤエノムテキ(ちょっと短足かな(^^)/)、たてがみ長くてハンサムなトウカイテイオー。
競馬場に行ってサラブレットを見るだけで鑑賞料(馬券代)を払う価値がある。
当時は、新人の武豊騎手と伝説のオグリキャップの登場で、空前の競馬ブームであったと記憶している。
競馬場がデートコースになっても違和感がないほどに。
私が競馬をするのは、「馬が好きだから」と「馬券を買うのが好きだから」である。
「馬が好きだから」のみを言うつもりはない😀。
でも、私はほんとに「サラブレット」が好きである。
新婚旅行は北海道にして、バスツアー(北海道観光地巡り)に入っていない「メジロ牧場」(1967~2011)に、タクシーを飛ばして覗いてきた。
メジロ牧場と言えば、私が大学時代にメジロマックイーン、メジロライアンなどの名馬が活躍していた。
今は、メジロ牧場は解散されており、メジロの冠の馬が走っていないのは、寂しい限りである。
社会人になってからも、北海道の牧場巡りをして数々の名馬と会ってきた。
「メリーナイス」、「オグリキャップ」、「タマモクロス」、「トウカイテイオー」、「ビワハヤヒデ」、「ラムタラ」(黄金の馬のお尻だけ」etc.
のんびり牧場で過ごしている名馬に会って、感無量であった。
実際、他の公営ギャンブルは数多くあるが、やはり、夢とロマン、感動が伴なう競馬が一番おもしろい。
ただし、競馬で失敗してはいけない。
失敗とはもちろん、馬券を外し負けることだ。
競馬で負けない法則は、馬券の買い方を含め自分なりに色々研究している。
私はこれまでの経験と自分の性格を理解した上で、最初に「最終レース」をネット投票で買っている。
若干、穴狙いで。
競馬では、日本ダービーや暮れの有馬記念だけを買うという人もいるだろうが、多くの人は、G1やメインレースだけではなく、競馬場に行ったら各レースの馬券を買う人が多数であろう。
競馬場に行ったら、同時開催の他の競馬場の馬券も含めて、全レースを買うという強者の友人もいるが。
私を含めて、G1レースで勝負し、運よく当たればいいが、外せばどうなるか。
いい意味かどうかわからないが、すでに終わったことはきっぱり忘れて最終レースを予想している。
そして、G1レースで負けた額を取り返そうとする。
正常な心理状態でない中、安い配当に大金を突っ込むか、大穴を狙うか、短時間で予想しながら。
そうして、最終レースでさらに負け額を上乗せしてしまうのだ。
そんなことにならないように、G1(メインレースを含む)の投資額が返ってくるくらいの穴も含めた最終レースの馬券を事前に買っておこう。
そうすれば、熱くなった頭で、短時間で予想して最終レースの馬券を買うことはない。
最初に最終レースを買っておけ!
競馬はロマン。
サラブレットはカッコいい。
競馬場で会いましょう!