「神対応」してくれる店員もいれば、最低限のことしかやらない店員もいる。
これは、行政でも商売人でも、さらには正規・非正規に関係なく「その人」による。
先日ガソリン(ハイオク)を入れたら、7000円を軽く超えた。
まだ四分の三は残っていて、給油ランプもついていなかったのに…。
なぜこんなに高いのか?
一番の理由は原油価格が高いから。
OPEC加盟国と非加盟国のロシアやメキシコなどで構成する「OPECプラス」は、コロナ禍で大規模な「協調減産」を続けている。
需要の先行き不透明感を理由に、大規模な増産対応は見送られているようだ。
新型コロナの影響で、世界中で航空機の減便が続き、物流が滯っている現状ではOPECプラスも増産に慎重である。
さらに、円安の影響もある。
円安になれば、原油の仕入れ値が上昇するということだ。
一方で、ガソリンスタンドは「ハイブリッド車」など燃費性能のいい車が普及し、経営が厳しくスタンド数も減少している。
大学時代の友人(県外)がガソリンスタンドに勤めているが、うまくやっているのだろうか?
卒業して3回しか会っておらず、年賀状では毎年「競馬の話題」を載せているが。
まあ、ガソリンが高いと言っても、これをどうにかするのは政治家の仕事。
(なんとかしろよ!)
私にできることと言えば、車に乗るのを控えるか、車自体を軽四やハイブリット車に買い換えるぐらいしか思う浮かばない。
ゴルフ仲間のハイブリット車に乗せてもらったことがあるが、乗り心地はよく、充電も道の駅で20分ほどでやっていた。
ガソリン自体は、年に数回入れる程度で燃料費はかなりお得らしい。
個人的には、多少の見栄はあるにしろ自分の好きな車を乗っているので、買い換えることは頭にない。
むしろ、買い換えるとしたら、さらにグレードアップすることしか考えていない。
買える買えないは別として、「これを買う」と決めたほうが実現しやすいからだ。
こんな風に考えている割には、ガソリンのほかランニングコストが高いことに愚痴ってしまうのがセコいところである。
前置きが長くなってしまったが、「神対応」の話である。
今回ガソリンを給油するときに、スタンドの店員がやってきて(石油会社の)アプリを入れてくれた。
これをかざせば「リッター2円引き」になるそうだ。
また、お得な割引情報やガソリンの値上げ(値下げ)情報も早めに知らせてくれるらしい。
スタンドの店員も相当厳しい営業をしていると嘆いていたが、わざわざ給油前に安くする方法を教えてくれるとは「粋な計らい」である。
給油のあとに、「アプリを入れたら安くなりますよ」という後出しジャンケンでないところがいい。
観葉植物の鉢を買うときに、無愛想かつ最低限の仕事しかしない女性店員を見たばかりだったので、まさに「神対応」に思えた。
皆さんも、ガソリンが高騰しているので、次回給油する際には給油前に店員に「ひと声かけて」みてほしい。
「いい店員」なら、安くできるアドバイスをくれるはずだ。
「値切る」ことができない性格の人もいるかもしれないが、一声かけるくらいならできるだろう。
ちなみに、値切るか値切らないかは人それぞれであり、人それぞれのポリシーがあるのでとやかく言うことはない。
ただ、「給付制度がある」「保険が出る」「割引制度がある」「こうすれば安くできる」なんてことを、進んで教えてくれる人はいない。
聞かれないから「説明しない」「お金は出さない」「そのままの値段で売る」という者がたくさんいるということは、覚えていたほうがいい。
相手が無知なことをいいことに、心の中で「シメシメ、バーカ」と舌を出して笑っているヤツはそこら中にいるのだ。
バカ正直で損をしたくなければ、「自分で調べる」「きちんと聞く」ということはとても大切なことであり、できれば値切ることもやってほしい。
今の世の中、「人がいい」のは搾取されるだけである。
しかし、新型コロナは知らないところで、色んなところに悪影響を及ぼしている。
地元うどん県のコロナ感染者も高止まり状況である。
しばらくは、ドライブするのを控えよう。