6月の健康診断で胃の検査のバリュームを飲んだところ、念のため精密検査が必要という結果が届きました。
30代後半から毎年バリュームを飲み、ここ数年は「慢性胃炎」で経過観察が続いていたのですが、今回は精密検査。
慢性胃炎の原因は、仕事上のストレスに違いない(と思う)。
仕事上のストレスは、いつになっても解消できるはずがないと、毎年放置していました。
しかし、今回は、精密検査が必要との診断結果。
食欲はあるし、自覚症状も特にありません。
それでも、アラフィフになって初めて精密検査が必要と言われたので、放置するわけにもいきません。
そういうことで、8月初めに地元の病院へ。
バリュームの結果をみた医師から言われました。
胃カメラで検査しましょう
胃カメラは飲んだことがないので
「バリュームでもう一度検査というのはいけませんか」
と医師に尋ねると、
胃カメラ飲みましょう
との回答。
そこまで胃カメラを勧めるのは、「何かあるの?」と不安な気持ちがこみ上げてきます。
「何かあるんでしょうか?」
と医師に再度質問したところ、
それを調べるのですよ
(ですよね)「分かりました」
めっちゃ不安になったところで、胃カメラによる検査の予約をお願いすると
8月は予約で一杯なので、9月初めにしましょう
ということで決定しました。
1か月先の検査ということは、すぐに検査しなくてもいいってこと?
それは大したことないってこと?
それでも、胃カメラを勧められている。
複雑な心境になります。
何より、胃カメラが怖い。
職場の健康診断では、バリュームを飲まずに最初から胃カメラで検査する人もいたので、最近は胃カメラもしんどくないのかな…。
確かに、バリュームは下剤を飲んだあと結構しんどい。
嫌と言ったら嫌だけど、最初に飲むバリュームの量もかなり少なくなったし、味?も昔のようにひどくはない。
それでもバリュームより胃カメラを選択する人もいるので、胃カメラって案外楽なのかな?
胃カメラ検査の予約が一杯という事は、みんな普通に検査を受けているってことだし…。
そんなことを考えているうちに、検査当日となりました。
初の胃カメラ検査に緊張します。
大丈夫!
前の人も普通の顔で検査室から出てきた。
歯医者のように、子供の鳴き声みたいなものも聞こえてこなかった。
そんなことを思いながら、検査室に入り横になりました。
胃カメラが入ってきました。
痛くはないが、苦しい。
喉元を過ぎたあたりで、咳こむというかえずく。
めちゃめちゃ苦しい。
これ、さらに入れられたら無理。
そんなとき、看護師さんでしょうか。
背中をさすってくれている。
背中をさすられることで、苦しいのが和らぎ、落ち着いてくる。
これって、まさしく「手当て」だ。
手当ては、痛みが和らいだり、心が穏やかになったりします。
マッサージも機械でやるより、直接手でやってもらうほうが、手の温もりもあって気持ちよくなる。
そんなことを考えながら、じっと胃カメラに耐えていました。
帰って、手当てについてGoogleで調べてみると、
手当てで痛みが和らいだりするのは、絆ホルモン、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの存在があります。
オキシトシンは、人の脳で合成され分泌される物質で、主にホルモンや神経伝達物質としての働きがあります。
などと説明されていました。
看護師さんが、背中をさすってくれたおかげで、なんとか10分ぐらいの胃カメラ検査を乗り切りました(大袈裟ですかね)。
はー、しんどかった。
涙目になってるわ。
診察です。
胃カメラが入っているときにピロリ菌という声が聞こえました。
食道などは問題ありません
ですが…
(この間が不安になる)
胃は炎症ができています
ピロリ菌の検査をしましょう
ピロリ菌?何ものですか?
これが悪さをするのです
ピロリ菌について、これまたGoogleで調べてみました。
正式名は、ヘリコバクター・ピロリ。
ヘリコとは「らせん」「旋回」という意味。
バクターとはバクテリア(細菌)。
ピロリとは胃の出口をさす「ピロルス」からきている。
ピロリ菌に感染したからといって、潰瘍や胃癌が必ず発症するわけではない。
しかし、感染したほとんどの人に胃炎がおこる。
除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中にすみ続け慢性的炎症が続く。
胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、発癌物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となる。
ピロリって可愛げな名前をしてるけど、なんちゅう悪いやつなんや!
翌週、呼気によるピロリ菌の検査をしました。
医師から、
数値から見て、ピロリ菌いますね
「それってやばいのですか?」
ピロリ菌は悪さをします
「どうやって、治すのですか?」
難しい治療はしません
一週間薬を飲めば大丈夫です
という事で、ピロリ菌をやっつける薬を処方されました。
これで、ピロリ菌が消えてくれれば!
アラフィフになって、初めて胃カメラを飲みましたが、これはほんとにしんどかった。
それでも、裏を返せば、これまで胃カメラを飲む必要がなかったということ。
感謝すべきことであります。
身体をいたわり、心もいたわり、健康体になりましょう!