ビジネスにおける飲み会で自分がトップ(の地位)の場合、いい人ほど場を盛り上げようとピエロを演じる時がある。
内心、部下から慕われたいという下心を持っている人もいるかもしれないが。
若い頃、合コンで性別問わず、ポツンと会話に入れない人がいた時、その人に話しかけたり、会話を振ったりするいい人(優しい人)。
そういう人は特に注意してほしい。
ビジネスの酒席において、場を盛り上げようとしてピエロを演じてはいけない。
出世したいのなら、無用な気遣いをせず、トップの立場でドシッと構えておけばいいのだ。
経験談
○ 場を盛り上げようとくだけすぎた姿をみせる
○ 下ねたで笑いを取ろうとする
○ 異性とデュエットやダンスをする
○ 仕事上の秘密、特に他人の悪口を漏らす
○ 一発芸を披露する
言うまでもなく、セ・パ両リーグのハラスメントとして訴えられてもおかしくない行動だ。
酒席の場合、特に気が大きくなっている。
ハラスメントで訴えられたら、「場を盛り上げようとした」といった言い訳は通用しないのは、当然のことである。
また、いい人特有の、シーンとした時に話題を振りまこうと、余計なことまでベラベラ喋り、一部の者を不快にさせることがある。
上司(幹部)として、相応しくない言動と行動をとったことで軽蔑される。
私が入社した頃は、先輩に酒を注ぎに行き、その場でトップの上司には、正座して訓育を受けたものだ。
箸をつけずに(食事を摂らずに)お酌に行く、という厳しいところも聞いたことがある。
しかし、現代は新人であっても自席を立つことなく、一人酒を飲み料理を食べている者もいる。
いや、出席するだけ良いほうかもしれない。
飲み会は仕事ですか?強制ですか?と言われる時代である。
それに関しては、時代の流れでそれはそれでよし。
ただし、酒席で各々が黙々と飲食し、自席から動かず、みんなバラバラで一体感のない酒席というものは、いい人ほど気を遣う。
そんなシラケた酒席で、自分が場を盛り上げようといらぬ気遣いをして、ピエロを演じる必要はない。
いや、ピエロを演じてはいけない。
先に書いたとおり、そもそも職場の酒席に参加したくない者がいる中、ピエロを演じてバカな姿をみせることは、上司としての威厳をなくすだけだ。
また、元々ワンチームの職場はない。
学生時代の部活もそうであったように、みんなライバル若しくは敵。
ほんとにチームワークがよい集団など、そうそうない。
「場を盛り上げようとピエロを演じてくれている」とわかっている者もいる。
だが、その他大勢は、「幹部がいい歳して」とバカにしたり、軽蔑しているのだ。
二次会に連れていき、お金だけ支払って先に帰ったとしても、帰った瞬間、陰口を叩かれ、翌日、礼の一つもないと言うのが現実だ。
昔先輩にしてもらったことを粋に感じた我々世代とは、感覚が違うことを理解しなければならない。
もちろん、これは部外の人との接待や酒席でも同じことだ。
いい人ほど、特に注意してもらいたい。
シーンとした静寂に気を遣い、会話を続けようと下手な話題を提供すると、大抵は余計な事を喋り、墓穴を掘ることになる。
当然ながら、ピエロを演じることもご法度だ。
余計なことをして、余計なことを喋って、信用を失くすことになる。
いい人は本当に注意してもらいたい。
酒席でピエロを演じるな!
大人数での酒席は気を遣います。
気の合う仲間と楽しい話題で酒を飲みたいですね!