2024年の春の土用は
4月16日(火)~5月4日(土)
で、5月5日(日)に立夏を迎える。
土用期間中に「やってはいけない」こと
①土を動かすこと
土用期間中は『土公神(どこうしん・土を司る神様)が支配する期間』と考えられており、土用期間中は土を動かしてはいけないと言われている。
具体的には
土いじり、草刈り、草むしり、地鎮祭、建築の基礎工事、造園
などである。
このような行為を「土動かし」と言い、土用期間には禁止とする風習があった。
土動かしを行うと、土公神からの祟りをうけて、災厄が身に降りかかると考えられていたようである。
②新しいこと
土用とは、それぞれの季節の変わり目の時期を指し、体調に気をつける必要があった。
医学が発達していない時代に暮らした昔の人たちが健康でいるために、季節の移ろいに合わせて生活を守ることが大切だったのだ。
そのため、土用期間には「新しいこと」は避け、静かに過ごしたほうが良いとされていたようである。
具体的には
就職、転職、開業、開店、結婚、結納、新居購入
などである。
③場所を移動すること
土用期間の移動の吉方位について、現在 風水と気学で意見が分かれているようである。
しかし、昔から土用期間の移動は、どの方角も良くないとされていた。
新しいことと同様、体調を崩しやすい・気持ちが不安定になりやすいことから、移動することは避け、静かに過ごしたほうが良いとされていたようである。
土用期間中、土を動かしてもOKな日
土用期間中に「間日(まび)」と呼ばれる「土を動かしてもOKな日」がある。
間日とは、土公神が土を離れて、天上界へ行く日のことを言う。
そのため、間日には土いじりをしても大丈夫とされている。
2024年春の土用の間日は?
春土用の期間 ―
2023年4月16日(火)~5月4日(土)
春土用の間日 ―
4月23日(火)
4月24日(水)
4月27日(土)
春土用に食べるといいものは?
春土用に大事にしている干支は「戌」。
2024年の春土用の「戌」の日は
4月16日(火)
4月28日(日)
で、「いぬ」にちなんで「い」のつく食べ物や、白い食べ物が良いとされている。
【 食べ物の具体例と効果 】
いわし
コレステロールの正常化、貧血予防、動脈硬化予防、皮膚炎の予防改善
いくら
動脈硬化予防、疲労回復、体力向上、代謝促進
いか
コレステロール低下、中性脂肪排出、肝臓強化、口内炎予防
いちご
風邪予防、アンチエイジング
いも
高血圧予防、身体の酸化予防、美腸、美肌
豆腐
動脈硬化予防、脂肪肝予防、脳の活性化、成人病・老化防止
白米
利尿作用、消化促進、神経系の症状改善、がんリスク軽減
大根
血栓予防、がん抑制、美肌、消化促進、むくみ解消
土いじり、旅行、引っ越しなど、験を担ぐなら「間日」を選びましょう。
また、「い」がつく食べ物や白い食べ物を食べるなど、昔ながらの風習を取り入れてみましょう。
体調を崩しやすいこの季節、しっかり栄養と睡眠をとって健やかにお過ごしください。
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