幼少期、おふくろさんが『お茶を飲む』と言って、3時のおやつを出してくれていた。
お茶の時もあれば、コーヒーやジュースの時もあった。
まだまだ幼かったので、目当ては「飲み物」より「おやつ」だったと記憶している。
『お茶を飲む』は、関西風に言えば、『茶をしばく』???
京都で過ごしていた学生時代、友人から
『牛しばきに行こう!』
と言われ、
『何のこっちゃ?』
と思ったら、
『牛丼(なか卯)を食べに行こう!』
ということだった。
私の友人は、原始人でも野蛮人でもなかった。
さて、たまにお邪魔する「コメダ珈琲店」
ミックスサンド、ナポリタン、シチュー、ケーキ等々、どれも美味しい!
何よりここは、毎回『ホッとする空間』である。
外は寒いが、エアコンが効いていて暖かい。
だからではないが、ソフトクリーム🍦を追加注文。
その時に、新しい「おしぼり」もお願いした。
寒い時には温かいものという先入観?があったが、ソフトクリーム🍦がことのほか美味しい!
やはり、美味しいものは「いつ食べても美味しい!」ということだ。
それよりも!
新しいおしぼりを顔にあてたら、最高に気持ちいい!というか、最高にホッとした!
レディーの皆様にはわからないかもしれないが、おしぼりで顔をぬぐうのは、最高に気持ちがいいのだ(笑)
昔、仕事帰りの飲み屋で、最初におしぼりで顔をぬぐったときに、『ふぅーっ』とホッとした時のことを思い出した。
ビールの最初の一口で『ふぅーっ』と最高の気分になるが、実は、おしぼりで顔をぬぐった時が一番だったかもしれない。
ふと、そう思った。
(※個人差があります)
この何ともいえない幸せな感情は、
仕事で成功した時
誰かを負かした時
試験に合格した時
競馬で勝った時
高価なモノを買った時
などとは違ったものだ。
実は、この感情を味わえるチャンスは、日常にいっぱいある。
「のどが渇いたからお茶やコーヒーを飲む」
「お腹がすいたから何かを食べる」
「義務感(?)でお風呂に入る」
ということ、やっていませんか?
『幸せな気持ち』と『感謝の気持ち』を込めてこれらをやると、『何ともいえない幸福感』が味わえる。
これを毎日やるとどうなるか?は、想像に難くないはずだ。
おふくろさんが『お茶を飲む』のは、そういうことだったのだろう。
壁を越えて見える景色: ポジティブなリベンジ