家庭菜園のじゃがいもである。
毎度のことだが、ダメ元でテキトーに植えている。
手入れもほとんどしていない。
それなのに、ありがたいことに青々とした葉っぱがついている。
観葉植物ではないが、十分観賞用になるキレイな葉っぱだ。
そうなると、周りの草が気になる。
草抜きをしようかな?
ちょっと待った!
今は、「秋土用」の期間だ。
秋土用
2023年の秋土用は 10月21日(土)~11月7日(火)
11月8日(水)が立冬なので、その前の約18日間に当たる。
土用は節分、彼岸などと同じように季節の変わり目を表す特別な暦日で、雑節と呼ばれる暦のひとつである。
土用の期間は、避けた方がいいことがある。
土いじりなど土を動かすこと
土用期間中は「陰陽道の土を司る神様である、土公神(どくしん・どこうしん)が支配する期間」と考えられていた。
神様が土の中から出てきて、地上にいらっしゃる、土が最も働く期間と言われているため、土用期間中は土を動かしてはいけないとされている。
具体的には、土いじり、草むしり、畑やガーデニング、造園、地鎮祭、井戸掘りなどを含む穴掘りなどの行為は避けた方がいいとされてきた。
現代でも新築する時の基礎工事や壁塗り、増改築などは土用期間を外して計画する場合が多いようだ。
ただし、土用の前にすでに着手した農作業や増改築についてはやってもいいと言われている。
どうしてもこの期間中に土に触れなければならない場合は、グローブをつけて作業すると良い。
新しく始めること
土用期間中は、「転職、就職、結婚、結納、開業、開店、新居購入」など、大きな契約や新しく始めることも避けた方がいいと言われる。
土用はそれぞれの季節の変わり目、そんな時は体調を崩しやすく気持ちも不安定になりがちなので、新しいことは始めず、静かに過ごした方がいいとされている。
場所を移動すること
引越しや新居の購入は、避けた方がいいと言われる。
昔から土用期間中の移動は、どの方角も良くないとされてきた。
旅行や知らない土地への移動は、避けた方がいいとされている。
この期間、ずっと土いじりなどができないと仕事や生活に支障がでる。
間日には、土公神が土の中から出て天上界へ行っているので、土いじりなどをしても大丈夫だと考えられている。
秋土用の間日は、10月28日(土)、10月30日(月)、11月1日(水)
秋土用は、辰の日に「た」がつく食べ物を食べると良いと言われている。
大根や玉ねぎなど。
また、青魚を食べるのも良いと言われており、特に秋刀魚がおいしい時期のため、大根おろしと組み合わせるのがおすすめ。
※2023年の土用辰の日は、10月25日と11月6日
と言うことで、草抜きはおやすみ。
避けた方がいいと言われることを、あえてする必要はない。
良かれと思ってやったことは仇となることもある。
せっかくやるなら、結果的に誰かに喜ばれることをしよう!
立派なじゃがいもが実りますように!
奇跡を起こすために今すぐやるべきこと
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