2024年の秋の土用期間は、10月20日(日)から11月6日(水)。
土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の各節気の直前18日間を指す雑節(ざっせつ)で、四季ごとにある。
土用は中国の陰陽五行説に基づいているが、日本独自の雑節として定着している。
土用期間の言い伝えと過ごし方
土を司る神様である土公神(どくしん)が支配する期間とされているため、土いじりは厳禁とされている。
2024年の秋の土用期間の間日
10月22日(火)、10月24日(木)、10月26日(土)、11月3日(日)、11月5日(火)。
土用期間の間日とは、土公神が土を離れて天上界へ行く日とされており、土いじりをしてもよいとされている。
吉方位で飲食すると凶作用が緩和されるといわれている。
温泉に入ったり体操などで身体を整える。
恵方参りに出向く。
虫干しなど土用にまつわる作業をおこなう。
夏土用は「丑の日」に「う」の付く食べ物を食べるとよいとされている。
秋土用は「辰(たつ)の日」に「た」の付く食べ物などを食べるとよいといわれている。
(秋土用は丑の日ではなく、辰の日)
「た」の付く食べ物とは、ダイコンやタマネギなど。
(「た」は付かないが、秋が旬のサンマなども勧められている)
2024年に「秋土用の辰の日」は、10月31日(木)。
土用は本来、年に4回あるが、今では、土用といえば、もっぱら夏土用を指している。
4つの土用の中でも、厳しい暑さへの注意が必要な夏土用が最も重視されていたためと考えられる。
「土用」は夏の季語にもなっている。
しかし本来、土用は四季ごとにある。
土用の意味を今一度、噛み締めてみるのもよいのではないでしょうか。
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